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バシン、バシンッと
竹刀同士がぶつかる音が響く剣道部の部室の端っこで今日もテグナの部活が終わるのを待つ

俺の秘密を話してからテグナは
俺を守るようにいつでもそばにいてくれる。
おかげでビビられてる気もするけど…、?

バシンッ、と大きな音が響いて顔を上げると
テグナが一本、取ったみたいだった
相手に頭を下げてから頭の防具を外す

汗で濡れた髪をふるふる降って
俺の視線に気がつくとフッと頬を緩ませて微笑んだ

「…っ、、!」

ドクン、っと胸が一瞬大きく跳ねてすぐに目を逸らした

ここ最近、特に多い…ドキドキと胸が来るしくなることが。
18歳になるまであと少ししかなくて
体に変化が起きてきてるのは自分でもわかってる
俺は男になりたいってずっとずっと思ってきたのに
テグナを見ると、胸が高鳴る…

「やだな…」

落かせるために膝を抱えてきゅぅ、っと小さくなった
俺は女になんか、なりたくない…

「…どうした体調でも、悪いか?」

俺の目の前に来たテグナが頭に触れて
目の前にしゃがみ込んだ

「何でもないよ、!お腹すいてきただけっ」
そう言って、顔を上げて笑う
いつも通り。いつも通り接してれば
大丈夫。きっと…。

「もう少しで終わるから。待ってろ。帰りにマックでも寄って帰ろう」
くしゃくしゃと髪を乱すように撫でてテグナは部員の方に戻っていた

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琉宇(プロフ) - まだ少ししか読んでませんが、マグノリアという漫画に似たお話でこの先の展開が楽しみです。また合間合間に読ませていただきます。 (2017年6月22日 11時) (レス) id: 08e83d7627 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:p663 | 作成日時:2017年5月13日 19時

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