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腐れ縁 ページ3

朝、大哉の車で出勤するのが朝7:00。

『揃っとくるかな〜。』

「せんせー!おはよー!!」

勢いよく扉を開いたのは柏真恋。
生まれつき視力が弱く体も弱いため保健室登校している生徒だ。
真恋はお察しのとうり、Aガチ勢なのである。

『そんなテンション高いとまた発作くるよ〜?』

「平気、平気!今日は体調いいから!!」

「真恋、歴史やるぞ〜。」

『大哉一限ないの?』

「ああ。だからみっちりできるぞ。」

『そう...。真恋、弁当冷やしておくけど勝手にカバン開けていい?』

「うん!!」

7:20、ガラガラと扉が開く。

「おはよう〜」

「あかね先生!!」

「じゃあ、一旦終わりか。職員会議行かねぇと。後でまたくるな」

『仕事をここでやる宣言せんでよろしい。』

風間あかね。彼女もまた保健室で働いている。
理由は2つ、ひとつは学園の仕事をA1人で行うのには無理があるという点、
もう1つは真恋はひとりが嫌いなためほかの業務でAがいない時そばにいられるという点である。

「全く、あんたらは昔から仲いいんだから。」

『腐れ縁だよほんとに...。』

「はい、コーヒー。」

『ありがと。』

真恋は1人で机に向かい、問題を解く。分からなかったらAかあかねのどちらかに聞き、教えてもらうという方式だ。

「終わった!!」

『もう?今日は新しいところでしょ?』

「教科書みたらわかった!!」

8:45、ガラガラと音を立てて扉が開く。

「真恋ちゃんいますか?」

『真恋?いるよ。どしたん?』

「修学旅行の計画です。」

『なるほどね、私がついてく。』

そっと席から立ち上がりパソコンを閉じる

「あとの仕事は任せて。」

『ありがとな。』

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作者名:黒尾愛してる橘悠里@歌い手同盟会 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月14日 20時

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