▼至は愉快な仲間を手に入れた！ (ページ18)

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こんにちは、恋人のあなたページ18

あれから私たちは恋人になったものの、いたって普段と変わらない生活をしている。

ただ一つ変わったことといえば。

「茅ヶ崎さ～ん。一緒にお昼行きません？」

「ごめんね、俺彼女いるから。」

グッと引き寄せられ思わず体を預ける。

「じゃあ、彼女さんとゆっくりしてくださいね～」

相変わらずの営業スマイル使いやがって。

『私を誘いを断る理由にしないでくれる？』

「Aだって使ってるくせに何言ってんの。」

『へいへい、私が悪うござんした。』

会社の机はとなりだ。

たいていの仕事をしながら話していることが多い。

『そうだ、“茅ヶ崎さん”

コーヒーと紅茶どちらが好きですか？』

前回至とよんだらキレられたので注意しながら席を立つ。

そして、自販機に向かおうとした

はずだった。

手を引っ張られ倒れ込んだ先に感じたのは唇の柔らかい感覚。

何が起こってるかなんて、閉じた目を開けずともわかっていた。

『ちょっ・・・・なにして！？』

いくら昼時だっていったって仕事してる人はほかにもいるのに、

こいつといったら・・・・口元だけファイルで隠しやがって・・・・

「その茅ヶ崎さんっての、やめて。」

『だってそれは前に言ってたんじゃ・・・・』

「そうだ、お昼食べに行こうか。」

話聞いてんの！？