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翌日。
何をするにも手が付かず、縁側に座り込んでただただじっとしていると、玄関の方から戸を叩く音が聞こえてきた。
どうやら、誰か来たらしい。立ち上がって、玄関に向かう。
──戸を開けると、そこには驚く程綺麗な顔立ちをした女の人が立っていた。
『…あ、えっと……』
たじろいで何も言えずにいる私に構わず、その女の人は話し出した。
「朝早くにお訪ねして申し訳ありません。私は、鬼殺隊当主・産屋敷耀哉の妻、あまねと申します」
…鬼殺隊の一番偉い人の御内儀、って事だよね…。なんでそんな方がこんなところに……?
『……は、初めまして。私、天乃Aです。師範……いえ、天さんの継子です。どうしてこちらに……?』私がそう聞くと、彼女は少し俯きがちになりながら答えてくれる。
「天乃様が殉職されましたので、お墓の場所をお伝えしようと…それと、御遺物をお渡しさせていただきたく」
『…お墓と…遺物、ですか。……分かり、ました。案内してくださいますか』
「畏まりました。産屋敷邸にて丁重に保管しておりますので、ご安心ください」
そう言ってゆっくりと歩き出したあまねさんの後を追い、私は屋敷を出た。
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みこち(プロフ) - せんかさん» 大丈夫です。有難う御座います。 (5月12日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - みこちさん» ありがとうございます!!了解しました〜!夢主ちゃんお話にいてもいいですかね…?() (5月12日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あの、可能でしたら、炭治郎が鬼の攻撃から玄弥を庇い、見た目其の儘に超絶美少女に変わり、知らずに兄貴の実弥が炭ちゃんに惚れて、事情を知らない兄貴を玄弥が呆れて止める…とか (2023年5月11日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
玲亜(プロフ) - せんかさん» ありがとうございます!待ってます! (2023年5月11日 20時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - 玲亜さん» 了解です!!かわいく書けるよう頑張ります!! (2023年5月11日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せんか | 作成日時:2023年3月16日 23時