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多くの反対意見が述べられた中、「では、手紙を」お館様が一言そう言うと、元柱…鱗滝左近次さんの手紙が読み上げられ始める。
白髪「───もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は、竈門炭治郎及び…」
「鱗滝左近次・冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します。」
その一文に、思わず目を見開く。冨岡さんの方を横目で見てみるが、やはり無表情だ。
耀哉「───これを否定するためには、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない。」
…流石お館様。相変わらずお言葉が上手い。
柱達が再び唸ったところで、またとんでもない言葉が耳に入る。
耀哉「それに炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」
鬼舞辻無惨と…?!言うが早いが質問攻めにされる彼。私だって聞きたいことは山ほどあるが、先程からの衝撃情報の連発にややついていけていないのだ。
軽い騒ぎになりかけたが、お館様が口元に指をやると皆ピタと静止する。
耀哉「鬼舞辻はね 炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ」
「その理由は単なる口封じかもしれないが、私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない」
「恐らくは禰豆子にも、鬼舞辻にとって
──予想外の、何か…
一瞬の静寂を破ったのは不死川さんだった。
不死川「わかりませんお館様」「人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です 承知できない」
そう言うと、不死川さんは躊躇いなく自らの腕に日輪刀を突き立てたかと思うと、容赦なくその皮膚を切り裂いた。
当然のように血がこぼれ落ちる。
不死川「お館様…!!証明しますよ俺が」「鬼というものの醜さを!!」
何をするのかと疑問に思っていると、血の滴る腕を禰豆子の入っている箱の真上に掲げた。
…え、ちょっ、えぇ…?まさか……
不死川「オイ鬼!!飯の時間だぞ 喰らいつけ!!」
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みこち(プロフ) - せんかさん» 大丈夫です。有難う御座います。 (2023年5月12日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - みこちさん» ありがとうございます!!了解しました〜!夢主ちゃんお話にいてもいいですかね…?() (2023年5月12日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あの、可能でしたら、炭治郎が鬼の攻撃から玄弥を庇い、見た目其の儘に超絶美少女に変わり、知らずに兄貴の実弥が炭ちゃんに惚れて、事情を知らない兄貴を玄弥が呆れて止める…とか (2023年5月11日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
玲亜(プロフ) - せんかさん» ありがとうございます!待ってます! (2023年5月11日 20時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - 玲亜さん» 了解です!!かわいく書けるよう頑張ります!! (2023年5月11日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せんか | 作成日時:2023年3月16日 23時