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天「…鬼殺隊に入りたい?」
ピンと張り詰めた空気の中、私が言った言葉を天さんが繰り返すように言った。
あれからしばらく考え続けた結果、私が出した答えは、“鬼殺隊に入って直接的に鬼から人を守りたい”というものだった。
だから今、こうして天さんに“鬼殺隊に入りたい”と志願しているのである。
もう一度深呼吸をして、言葉が詰まらないようしっかり頭の中を整理して、天さんの目をしっかり見て言う。
『はい。私も、誰かを守れるような人になりたい…私みたいな思いをする人が、もう出ないようにしたいんです。』
『それに…私の家を襲った鬼が許せないんです。鬼の始祖も含めて、命を懸けてでも報いを与えたい。だから』
一呼吸置いて、深く頭を下げながら、また口を開く。
『──お願いします。私に、稽古をつけてください』
…言えた。緊張で心臓が痛いけど、頑張ったぞ私。偉い!
数秒間を置くと、下げていた頭に手が置かれた。
驚いて顔を上げると、天さんは優しく微笑んでいた。
天「…分かった。君を、鬼殺隊士として育てよう」
『…!ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!』
天「ただし、やると決めたからにはやり抜くこと。何があっても挫けない。分かった?」
『はい!!』
───それからというもの、私は天さん…師範のもとで修行に励んだ。
これがまあ、何とも過酷で。
まず起きて朝食、その後走り込み、呼吸の習得、昼食、素振り、打ち込み稽古、夕食、風呂、筋力強化、就寝…という、ほぼ休みのない生活だった。
特に打ち込み稽古。師範があまりにも強くて、何度死にかけたか分からない。
それでも、師範に言われたことを破らず、挫けず鍛錬を重ねた。
そんな生活を送り続けて、2年半ほど経った日のこと。
遂に、最終選別へ行く許可が出された。
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全然更新しなくてすみません(土下座)!!
ユーザーランキング4位…?と震えております…多分診断の方が伸びたからだと思いますがありがとうございます!
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みこち(プロフ) - せんかさん» 大丈夫です。有難う御座います。 (2023年5月12日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - みこちさん» ありがとうございます!!了解しました〜!夢主ちゃんお話にいてもいいですかね…?() (2023年5月12日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あの、可能でしたら、炭治郎が鬼の攻撃から玄弥を庇い、見た目其の儘に超絶美少女に変わり、知らずに兄貴の実弥が炭ちゃんに惚れて、事情を知らない兄貴を玄弥が呆れて止める…とか (2023年5月11日 21時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
玲亜(プロフ) - せんかさん» ありがとうございます!待ってます! (2023年5月11日 20時) (レス) id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
せんか(プロフ) - 玲亜さん» 了解です!!かわいく書けるよう頑張ります!! (2023年5月11日 20時) (レス) id: 78ee830f0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せんか | 作成日時:2023年3月16日 23時