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あ、そういえば、今日、初めて私服の総悟見たな。
制服とはまた違う総悟を見られてよかった。
優しいけどSなとこがあって、恋愛とかに手慣れてそうだけど私と一緒になってくれて。
やっぱり、総悟は私の世界一の彼氏。
まだ、総悟に直接「好き」って言ってないけど、
総悟、大好きだよ。ずっと一緒にいてね。
吉原に戻り、また汚い女へとなっていく。
いつも通り、代わり映えのない時間。
総悟と過ごしたフワフワな時間の余韻に浸りながら、黙々と作業をこなしていく。
「あ、いた。Aちゃん」
見ると、昨日の常連がいた。
座敷に場所を移す。
「ごめんね、昨日のこと謝りたくて。あれから、少しお姉ちゃんと話したんだけど、Aを許してやってくれって言われてさ、悪いのはこっちなのにね」
眉を下げて笑う。
「もう、いいですよ。私が思ってたことを言っただけですから」
「ほんと?そりゃ、よかった。これ、お詫びとして、おすそ分け」
包みに入ったお菓子を箱から1つ取り出し、くれた。箱を見ると、隅に“近藤勲”と書いてある。その人からの贈り物かしら。
「うわー!美味しそう!ありがとうございます。これ、誰かからの贈り物ですか?」
「贈り物っていうか、励まされちゃって。Aちゃんに絶対嫌われたって嘆いてたらさ、この近藤さんって言う人がくれてさ。あの人もキャバ嬢に惚れてるから俺と似てるところがあるのよ」
「そうだったんですね!そんなに気にしなくてよかったのに〜。もう、そんなに怒ってませんよ?」
近藤、聞いたことある。というか、総悟が言ってた。
たしか、あの万事屋の新八君のお姉ちゃんのお妙さんにストーカーしてるって。
「近藤さんと仲いいの?」
「たまに飲むよ。まぁ、俺は真選組では働いてないからそんなに会う機会はないけどね」
コのおじさんは数少ない良いお客さん。
「ふーん、そっか〜...あ、明日、平日ですよね?お仕事じゃないですか?今日はもう帰ったほうが」
「そうだね、そうするよ」
笑い、立ち上がり、
「じゃ、また今度」
部屋から出ていく。
あーあ、
この人から何か銀髪とお姉ちゃんの何か知ってること聞けるかもしれない
って思ったのに、近藤さんとすごく親しいわけじゃないのか。
ちょっと残念。
お姉ちゃんのことやっぱり気になるな。どうしてるんだろ。
うまく、恋愛できてるのかな。
どうやってるのかな。
気になる。
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aina♪(プロフ) - りんごさん» 分かるー!!こんなの読んでくれてありがとー!(´;ω;`)いや、私がほしいくらい、恥ずかしいよこれで高校生とか笑読んでくれてありがとー!(〃'▽'〃) (2018年8月10日 21時) (レス) id: 7f277c8298 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ぬんだよ!(わかるかな…?笑)文才が羨ましいっ!!! (2018年8月10日 20時) (レス) id: ce5d2ffd0b (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - 千鳥さん» コメントありがとー!(*/ω\*)キャー!!夢主が可愛いなんて初めて言われたから嬉しい!(*´ω`*)糧になりました!笑ありがとー!(≧∇≦) (2018年6月4日 20時) (レス) id: 7f277c8298 (このIDを非表示/違反報告)
千鳥(プロフ) - すごく面白いですね!!妹キャラとか私大好きなんですよ。夢主ちゃんがもう可愛くて仕方がありませんでした!!こんな可愛い子が書けるなんて羨ましいです! (2018年6月4日 20時) (レス) id: 10b72e2d66 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - 夜空 星月さん» ご指摘ありがとうございます!(о´∀`о)とんでもない間違いを、、、(T-T)本当にありがとうございましたm(_ _)m読んでくださってありがとうございます♪ (2018年5月3日 23時) (レス) id: e5c272c8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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