102話 ページ8
『アシㇼパさんっ！すいもと、アシㇼパさんの声っ！』
杉元「！」
ガンガンする頭を抱えて走りながら進む
杉元「おい相棒、そいつは俺の仕事だろ？」
アシ「杉元！」
銃剣を三十にはめてアシㇼパさんの前に立った
杉元「誰から生まれたかよりも何のために生きるかだろうが！」
『アシㇼパさん…たてる？』
杉元がリッパーを仕留めている隙にアシㇼパさんの肩を持つ
アシ「フラフラだ、Aこそ大丈夫か」
『らいじょうぶ、らいじょうぶ……なんらあれ』
杉元「？」
リッパーを窓から落とした杉元が僕の指差した方を見る
全裸になったあの刺青男が煙突の上で手を広げだ
上エ地「暗号はもう解けないよ〜！金塊は誰も手に入れらんないもんね〜〜！」
杉元「先を急ごう」
ふいっと顔を背け僕を立たせた杉元
杉元「みんなとっくに気がついてた、上エ地圭二は気がついてなかったみてえだがな」
***
『ケホッ…煙が回ってきてるな』
杉元「やばいぞ、出口探してる暇なんてねえ…二回まで降りて窓から飛び降りよう」
杉元が角を曲がろうとすると誰かとぶつかった
門倉「ぐはっ！」
杉元「門倉…！」
門倉「おわっ…」
アシ「それお前が預かってたのか…」
べしゃっと水の上に倒れた門倉が暗号の刺青を落とした
門倉「一部だ！」
杉元「それより階段はどっちだっけ？ここから逃げないと」
門倉「多分こっちだ、ついて来い」
『門倉…、その背中！』
門倉「ああ…背中だけのスジ彫りだけどな、例の集団脱獄があったあと、のっぺら坊が俺の体に極秘で彫らせろと言った…こいつが24番目に彫られた最後の暗号だ」
『なんか…煙が濃い方に…進んでない…？』
杉元「ホントに…こっちで良いのか！？」
門倉「たぶん…」
扉を開けるとさらに煙が舞い上がった
門倉「こっちはダメだっ…」
白石「杉元ー！いるのか！？」
杉元「白石！」
『出口はそっちか！？』
白石「出口はこっちだ！出て来れるか！？」
『こっちの方から声がした！門倉、こっちだ！』
少し進むと
行き止まりだ…
杉元「戻ろう！…ボウタロウ…お前助けにきてくれたのか」
手を伸ばしてきた海賊
杉元からアシㇼパさんを奪ってスコップで杉元の頭を殴った
『杉っ…がっ！』
折れたスコップで肩を刺された
拳銃で肩を1発撃ち抜いたが
びくともせず反撃した杉元を蹴飛ばした
『アシㇼパさん！』
杉元「また奪われやがって…この…役立たず！！」
白石「杉元！Aちゃん！立てるか！？」
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八咫烏(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» ありがとうございます(^.^)作者は杉元も白石もみんな好きです！頑張ります(^-^) (2022年5月24日 1時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - とっても面白くて大好きです！杉元大好きなのでドキドキしながら見てます...❣️これからも頑張ってください！！ (2022年5月23日 22時) (レス) @page1 id: 7c65b36143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2022年5月21日 2時
