97話 ページ3
海賊が人を呼んでくれたお陰で
三人は木の下から助けられた
『よかった…アシㇼパさん、頭を切ったのか？今手当するから…』
僕は背嚢から包帯を出す
アシ「ありがとうA」
アシㇼパさんの額に包帯を巻いていく
『綺麗な顔なんだから…僕みたいに傷つけちゃダメだよ』
アシ「………」
白石「ボウタロウ、さっにの金貨をアシㇼパちゃんに見せてやったら？この子はのっぺら坊の娘だ」
杉元「おい白石…」
白石「いいのいいのボウタロウはとっくに感づいてる」
海賊は先ほどの金貨をアシㇼパさんに渡した
海賊「支笏湖に沈んでいたんだ。アシㇼパちゃんが持ってな」
アシ「この十字…アイヌの文様に似ている。交互にとか、交差とかを意味する」
『そんな意味があるんだな』
アシ「……私はアイヌのためにやるべきことがようやくわかってきた」
アシㇼパさんは倒された木々を見つめてた
アイヌのため
自分自身を危険へ晒すこの子はとても勇敢だ
***
料理を待っている間、海賊から上エ地の話を聞いた
ライスカレーが届くとみんなで食べた
海賊「ライスカレーおしいしね」
杉元「おっとっと…ああん、んもう…」
杉元が落としたスプーンを拾おうとする
白石「すみませんスプーン交換してくださぁい」
『まったく杉元は…落ち着きがないな』
僕がスプーンを隣で拾おうとすると
いきなり店屋の壁が何者かによって突き破られた
白石「なにごと？」
牛山「お嬢たち！また会ったな」
『牛山！？』
アシ「チン◯ポ先生〜〜ッ！」
アシㇼパさんは嬉しそうだ
後ろに気配…！
小銃の遊底を引いて振り向き様に一発打ち込んだ
キンッと甲高い音がした
土方の爺さんが刀で弾いたんだ
なんて反射神経してんだあの爺さん…！
そのまま杉元と戦闘になった
牛山が杉元を止めに入るがそのまま牛山を投げる
白石「だれか止めて！！」
海賊「牛山さん！」
海賊がテーブルを牛山の頭に落とす
牛山「よう海賊、久しぶりだな」
そう言って海賊が投げられた
海賊「ダメだった」
門倉「キラウㇱ！有古と尾形が近くにいるはずだ！呼んできて！！」
『！！……尾形、さん！』
白石「まってAちゃん！！」
杉元「待て！！A！！」
とにかく走った
『尾形さん』
息を切らしながらようやく見つけた
尾形「……」
こちらを見ずに歩き出した
『また逃げるんですか！？』
尾形「……」
足が止まって振り返る
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八咫烏(プロフ) - 名無しの権兵衛さん» ありがとうございます(^.^)作者は杉元も白石もみんな好きです！頑張ります(^-^) (2022年5月24日 1時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - とっても面白くて大好きです！杉元大好きなのでドキドキしながら見てます...❣️これからも頑張ってください！！ (2022年5月23日 22時) (レス) @page1 id: 7c65b36143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2022年5月21日 2時
