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53話 ページ4

「来た来た!待ってました!」

「お前らに張ったぞ日本軍!」



結局スチェンカに出た


対戦相手の1人が羽織を脱ぐと刺青が露わになった

岩息「はあッ☆」

なんか、濃い


試合開始の合図がなった瞬間


杉元が殴られた


岩息「もっと!杉元さんを!!教えてくれ!!」


激しい殴り合いは続いた


何度か杉元が倒れそうになる


「さあさあ!刺青の男以外やられたぞ!」

「やれ!日本軍!」

岩息「四人同時に殴ってきて欲しい!」

鯉登「舐め腐りおって!」

岩息「もっとぉ!もっとぉ!んもっとぉ!」

四人が返り討ちにあった

谷垣「なんてやつだ」

月島「強すぎる」

杉元「俺…俺は…」


立っているのは刺青の男

勝負が決まった、のか?


岩息「どうだい、これが私だ」


立っている刺青の男めがけて杉元が蹴りを入れた

男が倒れた瞬間激しい罵倒の声が会場を包んだ

『杉元!?』

谷垣「杉元どういうつもりだ!」

杉元「俺!」

谷垣「あだっ!」

谷垣が杉元に殴られた!

鯉登「あ!そうか杉元!これが貴様の妙案なんだな!」

杉元「俺!」

鯉登少尉も殴られた…

月島「落ち着け杉元!」

杉元「俺!」

月島さんも…


「やっちまえ!!」


観客が一斉に暴れ出した


『杉元!正気に戻れ!』


僕の方にも観客が来たので応戦する


杉元「俺…」


『杉もっ…』

観客をかき分けて進めた





『あれ?』


杉元の手には鎌のようなもの


『いったー…』

横を見ると鯉登少尉も斬られたようで
てから血が出てる

谷垣「杉元?」

場が静まり返る

杉元「第七師団…」

白目を剥いてトンカチも持ち出した


月島「鯉登少尉殿!これは妙案じゃありません!殴られすぎです!」

鎌を振り回す杉元に、全員が混乱状態


『急いで出るぞ!』

月島「囚人は!?」

『あっちです!』

鯉登「杉元はどうするんだ月島軍曹!」

月島「危ないからほっときましょう!それより囚人に逃げられてしまう!」

囚人を追って村はずれまで来たが

暗くてよく見えない


『足跡を探しましょう!』

鯉登「寒い…」


岩息「あーー!」


『向こうから声がします!』

声がした方へ向かっていくとグズリに襲われていた

鯉登「月島軍曹!グズリは危険だ!銃は持ってるのか!?」

月島「持っているように見えますか!?助けないと刺青が食われてしまう!」

落ちていた木でグズリを殴る月島さん

谷垣がグズリを投げた

『向こうに小屋があります!』


全員でその小屋に逃げ込んだ

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作者名:八咫烏 | 作成日時:2022年4月21日 14時

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