7話 ページ8
なるほど
あの時言ってた戦争ってこの金塊のことだったのか
杉元「尾形はなんて？」
『うーん、お前は静かに暮らせって』
杉元「...」
『僕はそんなつもり毛頭ない、杉元！一緒に行こう！』
杉元「ああ、Aがいれば心強い」
白石「なに二人で話してんだー？」
草陰から白石
『びっくりした』
白石「二人でこそこそ話してるから気になったんだ、アシリパちゃんは寝たよ」
『じゃあ僕もそろそろ寝るよ、おやすみ二人とも』
白石「おやすみ〜…で！何話してたんだよ」
杉元「ああ〜？なんだっていいだろ〜」
後ろで二人が戯れている
僕はアシリパさんの横に寝転がって眠りについた
***
次の日
キロランケの村にいる農耕馬を借り、網走へ行くことに
杉元はアシリパさんを乗せ
僕はキロランケの後ろに乗せてもらった
『大人二人は重くないか？』
キロ「大丈夫だ、Aは見たところ軽そうだから」
『そうか、たのむぞ』
そう言って馬を撫でた
白石「俺の馬小さいんだけど…」
途中でアシリパさんの村へ寄ることになった
『谷垣…！』
谷垣「Aか…！？久しぶりだな」
『なんだその格好…』
アシリパさんのおばあちゃんの家に入ると
谷垣がアイヌの格好をして琴らしきものを弾いていた
谷垣「軍服は目立つからアットゥシを着るようにした」
なるほど
軍服を着れない理由
脱走兵か
キロ「そのトンコリ…懐かしい…おや、お前は…」
杉元「知り合いか？」
杉元が銃に手をかける
さすがと言っていいほどの用心深さだな
キロ「アシリパの叔父だっけ？」
どうやら谷垣とは面識がないようだな
少しの滞在を経て札幌に向かうこととなった
キロランケの話によると、武器などを安く調達できるらしい
僕の銃の弾薬も残り少ない
キロランケの腰に手を回して思った
『アンタ、なかなか良い体つきだな。軍に行ってただけある』
キロ「だろ？なんならよく見てみるか？」
『はは、アンタの体は出会った時にじっくり見たさ』
杉元「キロランケ、あまりAに近づくな」
キロ「近づくなと言われても、しっかりくっついてもらわなきゃ落ちるだろう」
腰に回していた腕を引っ張られる
杉元「………」
杉元がキロランケを睨みつけている
そんなに怪しんでいるのか
悪い奴には見えないが…
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
