47話 ページ48
『杉元！こっちはダメだ』
杉元「こっちもだ」
月島「鯉登少尉がいなくなったぞ」
まったくあの人は
自己中心的な行動が多すぎる
探しているとフレップワインと書かれた看板の店にいた
月島「鯉登少尉殿、ひとりでうろちょろしないでください」
『こんなところにいた』
鯉登「甘酸っぱくてなかなか美味いぞ、飲んでみろ。月島軍曹、黒澤一等卒」
『僕はもう除隊してます』
杉元「観光じゃねえんだぞボンボンが、てめえの楽しみを優先すんなよ」
「服に垂らさないようにね、フレップの赤いのは洗っても落ちないから」
鯉登「あ、そうなの」
そういって残っていた液体を杉元の服にかけた鯉登少尉
杉元「…………」
谷垣「落ち着け杉元」
杉元「おねえさん、俺にもついでくれる？」
もらった飲み物を一気に飲み干し、コップを鯉登少尉に投げつけた
乱闘が始まったところでおねえさんが話し始めた
「ぼうやも初めてみるアイヌの子だねえ、どこからきたの？今日で2人目だわ」
杉元「それ詳しく教えて！」
「いつも町まで魚を売りに来るアイヌのおじいさんがいてね、今日は雪が積もってたから犬ぞりで来たんだけど…ソリの後ろに初めてみるアイヌの女の子が乗ってたのよ」
アイヌの女の子！
『それって…！』
杉元「この子か！？」
写真を見せる杉元
「ちょっと違うわねえ…」
『それ谷垣だろ』
再び写真を見せた杉元
今度のはちゃんとアシㇼパさん
「ああ！そうそうこの子よ！」
杉元「ほんとに！？間違いなくこの子か！？」
「うんうん！このアイヌの女の子よ！ついさっきアイヌの集落は帰っていったわよ」
それを聞くと杉元が飛び出して行った
『あ！待って杉元！』
走っていくと、馬を連れたロシア人を発見
月島さんがロシア語で何かを聞いている
『何て言ってるんだ？』
谷垣「さ、さぁ…」
月島「走れ！急ぐぞ！」
話し終えた瞬間に月島さんが走り出した
月島「ついさっきアイヌの女の子を見かけたらしい！少女がひとりであの森に入っていくので、止めようとしたが見失ったそうだ！この時期はまだヒグマも冬眠していない！それにこのあたりの森は…ヒグマよりももっと凶暴な動物がいると言っていた！」
鯉登「どんな生き物だ、それは」
とにかく走った
森に入ってからアシㇼパさんを探す
杉元「アシㇼパさん！」
『アシㇼパさーん！』
谷垣「子どもの足跡がある！こっちだ！」
『子どもがいるぞ！』
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
