46話 ページ47
身支度をして我々は船に乗った
船に乗ってから杉元は鯉登少将と話している
僕は無心になって三八の薬室を開いて空薬莢を装填、引き金を引く、空薬莢を弾いてまた遊底を引いて…を繰り返していた
鯉登「何をやっているのだ黒澤一等卒」
『尾形さんは、僕に口づけをしたんです』
鯉登「なっ…なにぃー！？尾形百之助！！やはりアイツだけは許せん！！！！」
『僕を…突っぱねるように』
鯉登「………よし」
鯉登少尉が僕に近づいた
鯉登「A、尾形のことなど忘れろ」
『はい？』
鯉登「今日からは、私のことを見るといい」
『……見てますけど』
鯉登「……」
月島「鯉登少尉、Aに色恋は通用しません」
鯉登「きえええ！！」
『はは…、鯉登少尉相変わらず面白いですね』
鯉登「(可愛い)」
遠くの方にいた谷垣が近づいてきた
谷垣「A、海を見てみろ。気分が晴れるぞ」
『僕は別に、落ち込んでるわけじゃ…』
谷垣「いいから、来い」
谷垣に手を引かれ、手すりを掴んで海を見る
『さっぶ…』
谷垣「もうすぐ樺太だ、また危険な旅になるが俺がAを必ずアシㇼパとあわせてやる」
『…ありがとう、谷垣』
谷垣がにっこり笑ってそのまま海を見た
***
大泊
杉元「北海道の最北端から約40キロ、あっという間に着いたな」
『心なしか北海道より寒いな』
杉元「大丈夫？俺の上着でも着る？」
『大丈夫、これで十分だ』
船から降りて杉元と喋っていると、鯉登少尉が月島さんに怒られてる
月島「鯉登少尉殿、なんですかこの荷物…こんなに持って行けませんよ、置いていきなさい」
鯉登「必要最小限だ！」
大きめの荷物がかなりあるな
突然一つの箱が開いて、チカパシとリュウが出てきた
谷垣「チカパシ！？」
月島「谷垣がつれていた子どもか…北海道へ戻る船を頼んで送り返しておけよ」
チカ「北海道戻っても、俺がいる場所ない」
『…チカパシ、アシㇼパさんを探すのを手伝ってくれるか？』
チカ「うん！」
月島「…これ以上子守りをする気はないぞ、谷垣が責任を持て」
杉元「チカパシはわからんが、こいつには何度も助けられている」
杉元はアシㇼパさんのマキリをリュウに嗅がせた
杉元「さあ聞き込みに行こう。誰かがアシㇼパさんを見かけているかもしれない」
手分けしてアシㇼパさんの情報がないか聞き込みに行った
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
