39話 ページ40
僕も風呂から出て廊下を歩いていると按摩さんとすれ違った
アシ「一人で大丈夫か？」
『お帰りですか』
「ありがとう、夜道はお嬢ちゃんたちより得意だよ」
『気をつけてください』
「気をつけてと言えば…、夜のゲタの音に気をつけなさい」
『ゲタ？』
「夜になるとこの辺りに出てくる盲目の盗賊さ」
盲目の盗賊！
話に聞いてたやつだ
「みんなはゲタの音だっていうけどあれは違う。あれは舌の音だ」
アシ「舌を鳴らすって…どんなふうに？」
アシㇼパさんが聞くと按摩さんがやってみせた
舌を口の中で弾いた
甲高い音が響く
アシ「！」
アシㇼパさんが顔色を悪くして急に走り出した
『アシㇼパさん！』
部屋から銃を持ってアシㇼパさんを追うが既にいなかった
『アシㇼパさん！アシㇼパさん！』
だめだ…
どこへ行った
パーーン…
遠くの方で銃声
持っている銃の弾倉に弾を押し込んで遊底を引き
薬室を開く
『盗賊が動き出したな』
暗い道を進んでいるが何も見えない
『なんだ…灯り…？』
少し先に火を灯したような灯りが見えた
一発の銃声と共にその灯りが消え
拳銃を連射するような音がした
交戦中か！？
急いで先に進むと
銃を構えられた音がした
尾形「誰だ」
『その声…尾形さん！』
尾形「Aか」
『いまどういう状況で…むぐっ』
抱き寄せられて口を塞がれた
尾形「声がデカい、静かにしろ」
『………』
尾形「いい子だ」
暗くてよく見えないが尾形さんの大きな掌が頭に乗ったことはわかった
『尾形さん…、まさか裸ですか…？』
尾形「ああ、奇襲をかけられた」
『そうですか…///』
尾形「なんだ？」
先ほどよりも強い力で抱き寄せられる
『男性に裸で抱かれたことがないので…、すみません//』
尾形「………」
『少し明るくなってきた気がします』
尾形「ああ、見えるようになってきた」
銃を構えて撃つ尾形さん
僕も加勢する
尾形「A、弾はあるか」
『いえ、アシㇼパさんを追って急いできたので五発のみです』
尾形「俺はあと二発…、もうちょっと明るければ外さなかったのに」
『いざとなったら僕の残りの弾を使ってください』
尾形「いや、Aが使え」
木を盾に描かれていると杉元とアシㇼパさんがきた
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
