35話 ページ36
杉元「ぎえええ！！いっぱい飛んでくる！気持ち悪い！」
『こいつら！服をかじってる！！』
杉元「あの番屋に避難だ！！」
走って建物に向かってる途中、谷垣に合流
杉元「チカパシは！？」
谷垣「村へ戻ってる！」
『早く中に入れ！！』
うえ〜窓にも張り付いてる…
尾形さんがいうには、これは飛蝗というものらしい
白石「通り過ぎるまでどんぐらいかかるんだ？腹減ったぜ」
杉元「アシㇼパさん大丈夫だろうか」
***
ラッコ肉
ラッコって食えるんだな
谷垣がもらったらしい肉を鍋で煮ている
白石「独特なニオイがするな、本当に食べられるものなの？」
杉元「……なんか変だ」
『確かに…変だ…』
谷垣「大丈夫か？」
谷垣が僕の肩を持ってくれたんだが
シャツのボタンが弾けておでこに当たった
谷垣「おっと、またボタンが」
尾形「頭がクラクラする……」
白石「大丈夫か尾形！」
杉元「横になれ！いますぐに！」
谷垣「胸元を開けて楽にしたほうがいい！」
白石「下も脱がせろ！いや…全部だ！全部脱がせろ！」
『僕も、横になるよ…わっ！』
立ちあがろうとした時眩暈がして足元が崩れてしまった
杉元「大丈夫？A…」
『杉元…』
杉元が受け止めてくれた…
何故だか
目が離せない…
勢いよく扉が開いたと思ったら
キロランケが入ってきた
キロ「よう…久しぶり」
何故か服を脱いだ瞬間
全員目が離せなくなった
『すまない…休ませてほしい…』
杉元「そ、そうだな！横になってろ！」
白石「胸元少し開けといたほうがいいんじゃない？」
『そうだな…でも、身体が思うように動かないんだ…悪い、杉元…少し緩めてほしい…』
杉元「あ、ああ！いま緩めてやる…！」
そう言って胸のボタンを何個か外してくれた
開放感…
僕は身体が動かず横たわっていたが、杉元たちはなぜか相撲を始めた
***
白石「なんかバッタ…どっか飛んでったみたい」
杉元「ああうん、じゃあそろそろ行こうか」
キロ「なんか盛り上がっちゃったな、なんでだろうな…ハハハ」
『………』
無言でボタンを閉め、服を整える
そのまま番屋を出てきまずそうな顔をする男性たち
杉元「誰にもいうなよ？」
キロ「うんわかってる」
みんなが前に進むなか、尾形さんに引っ張られた
『な、なんです』
僕の胸元に手が伸び、ボタンを外された
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
