34話 ページ35
(姉畑飛ばします…とてもえげつないので
気になる方はぜひ本誌を…)
谷垣「俺は、フチのことを伝えに小樽から追ってきた」
尾形「婆ちゃんが二度と孫と会えなくなる夢を見たって…たかが夢だろ？手紙でも送っておけよ」
アシ「夢というのは、カムイたちが私たちに何かを伝えたくて見せるものと強く信じられてきた」
『そうか…だからアシㇼパさんの婆ちゃんは』
杉元「アシㇼパさん、一度帰ろうか？一度顔を見せりゃ孫娘とは二度と会えないってフチがみた予言は無効だろ？元気になるさ」
アシ「子供扱いするな杉元！私にはどうしても知りたいことがある！知るべきことを知って、自分の未来のために前に進むんだ！」
アシㇼパさんには強い意志があって
尊敬と同時に
僕にはないものを持っている気がして
僕は僕自身を後ろめたくなった
***
アシ「白石たちにははぐれたら釧路の町でまつように言っておいた」
杉元「銃も壊れたし修理に出さないとな」
尾形「銃身に水が入った状態で撃つとはな…軍隊で何を教わってきたのか」
はあ、と馬鹿にするようなため息を吐く尾形さんに対して、嫌悪感を露わにする杉元
『まあまあ…』
杉元「その最新式の小銃、俺が気球に乗る時に第7師団のやつから奪い取ったやつじゃん！返せよ」
尾形「これは三八式歩兵銃だ。この表尺をみろ…2400米まで目盛があるな？お前の三十年式は2000米まで…」
杉元「だからなんだよ」
尾形「お前が使っても豚に真珠ってことだ」
『す、杉元…僕には拳銃があるから…僕の三八使いなよ』
持っていた銃を杉元に渡そうとすると尾形さんがそれを止めた
尾形「やめとけA、杉元に三八は勿体ない」
杉元「ムキー！」
『ですが尾形さん…、僕は二丁ありますし…』
尾形「コイツは銃がなくても強いだろ、Aはしっかり携帯しておけ」
『……だって、ごめんね杉元』
杉元「いいよ別に、俺銃なくても強いもんね〜」
尾形「……」
なんで仲悪いんだよこの二人…
***
その後白石たちと合流し釧路の浜辺に着いた
アシㇼパさんたちは船に乗って海亀の漁へ出た
アシ「なんだ？あの黒い雲は…」
尾形「まずいぞこれは…」
『杉元、背中にバッタついてるぞ』
杉元「わっ、こっちにも…やだ〜バッタきら〜い！」
白石「不死身のくせに」
空を見ると数えきれないほどのバッタが飛んでいた
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
