33話 ページ34
杉元「さすがに追っ手も、あの天候では進めなかったか」
白石「このまま諦めて帰るとは思えないけどな」
杉元「追手は俺たちが網走方面へ下山すると読んでいる筈だ」
『じゃあ、十勝方面に下山しよう』
杉元「そうだな、釧路へ寄るのはどうだろうか」
白石「どうして釧路へ？」
杉元「詐欺師の鈴川聖弘から釧路にいたという囚人の話を聞いた」
杉元が聞いた話を頼りに釧路へ向かうことに
道中ネズミを取って食べた
アシ「A、食え」
『ありがとうアシㇼパさん』
受け取って食べる
肉が少ない…が、食べないよりマシなんだろうな
アシ「少ないけど尾形も食べろ」
受け取って何も言わずに食す尾形さん
アシ「尾形、ヒンナは？」
杉元「ほっときなよ」
アシ「尾形はいつになったらヒンナできるのかな？好きな食べ物ならヒンナできるか？尾形の好物はなんだ？」
尾形「………」
その後は白石がヘビに咬まれたり、ヘビに追われたりしたが湿原に出た
アシㇼパさんと杉元が食料調達に出てから、白石と尾形さんと待ってる
白石「お腹すいたね」
尾形「………」
白石「……」
『……あ、帰ってきた…丹頂鶴？』
杉元が抱えてた丹頂鶴が鍋になりました
白石「鶴って江戸時代は関東の方にも飛んできてたらしいな」
杉元「だいぶ減ったみたいでもう関東じゃ見たことないぜ……うーん」
一口食べた杉元が微妙な顔をした
アシ「泥臭いような、ムッとする変な匂いだろ？」
白石「なんで丹頂鶴なんな獲ったんだ！」
『食わないよりかいいだろ』
アシ「杉元は…どうして金塊が欲しいんだ？」
杉元「まだ言ってなかったっけ…戦争で死んだ親友の嫁さんをアメリカに連れてって目の治療を受けさせてやりたいんだ」
尾形「惚れた女のためってのは、その未亡人のことか？」
白石「え？そうなの？」
『…尾形さん』
尾形さんの顔を見て睨む
尾形「……はいはい」
杉元の顔を見ると黙り込んでしまっている
アシ「フントリフンチカㇷ゚」
アシㇼパさんがいきなり羽織を逆手に持ち舞を踊った
杉元「どうして急に舞ったの…？」
アシ「別に…鶴食べたから…」
顔を真っ赤にしてアシㇼパさん
アシㇼパさんは杉元のことをきっと…
尾形「だれかこっちに来るぞ」
チカパシ(以下チカ)「ほら見てインカㇻマッ！やっぱりアシㇼパだ！」
イン「ですね」
『あの女性は…』
確か競馬場にいた…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 194人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
