31話 ページ32
白石「俺は脱獄王だぜ？自分で逃げられたのに」
アシ「みんな白石は諦めようと言った。でも助けに行こうと言ったのは杉元だけだ」
杉元「お前…土方と内通してたな？」
白石「！…」
杉元「ずっと土方にこっちの情報を流していたんだろ」
懐から刺青人皮を取り出す杉元
杉元「土方歳三が俺に見せてきた、確認してみたが…デタラメの写しだった」
『じゃあ…白石は僕たちのことを裏切ってなかったのか』
白石「そう！その通り！！言ったはずだぜ！俺はお前らに賭けるってな！」
『……それにしても高いな』
尾形「落ちるなよ」
『落ちませんよ、子どもじゃあるまいし』
尾形「気に障ったか」
『別に…』
話していると、動力源の装置が止まりかけている
杉元「おいなんか止まったぞ、白石直せるか？」
白石「どれどれ？………キッ…キキッ」
杉元「ウキッ」
装置を叩きながら二人して奇声を発している
アシ「ウキーッ」
尾形「やかましい！」
もうあとは風に任せるしかない…
アシㇼパさんにパウチチャシという話を聞いて
飛行船が木に引っかかったところで降りた
僕が水汲みから戻ってくるとアシㇼパさんが杉元の手当てをしてくれていた
そのあとは徒歩で移動
尾形さんが周りを警戒してくれている
尾形「見つかった！急げ！大雪山を越えて逃げるしかない！」
『この雪山を…』
雪山を登っている最中に天候が荒れ出した
山の天気は変わりやすいというが…
『風がどんどん強くなっているぞ！』
アシ「雨も降りそうだ！」
白石「この高さだと燃やす木が生えてねえ！戻って下山しよう！」
尾形「馬鹿言え！追手が来てるんだぞ！」
周りを見渡していると横にいた白石が突然笑い出した
アシ「白石の様子がおかしい！」
尾形「風をよける場所を探すんだ！低体温症で死んじまうぞ！」
アシ「ユㇰだ！杉元！オスを撃て！！」
エゾシカの群れだ
『僕が撃とう』
アシ「大きいのが3頭必要だ！」
銃を構えると横から発砲音がした
尾形さんが2頭同時に撃ったんだ
僕も続いて撃つと1頭倒れた
杉元「2頭同時に…！」
アシ「急いで皮ん剥がせ！大雑把でいい！」
そう言われエゾシカの皮を剥がしていると白石が裸になって踊り出した
『白石！？』
アシ「パウチカムイに取り憑かれた！！」
皮を剥いで白石をエゾシカの中に詰める
杉元はアシㇼパさんと入った
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
