2話 ページ3
『ありがとう、アシリパさん』
再び握手を交わした
アシリパ「よろしく」
少し歩いたところで野宿をすることに
アシリパ「陽が傾く前にリスを獲ろう」
『リスって食べられるんだな』
アシリパ「脳みそが美味い」
『の……』
いやこれは言わない方がいい
文化の違いは付き物だ
僕はいろんなものに触れたい
『た、食べてみたい』
アシリパ「じゃあ獲ろう！杉元、罠の準備だ」
そういって各々散っていった
僕は……
何をすればいいのだろうか
白石「あれ〜取り残され組？」
『白石もか』
白石「じゃあ俺とお話ししようぜ」
その場に座り込む白石
お話ししてていいのか
とりあえず僕も横に座る
白石「しっかし、女が軍とはなぁ。なんかそんなに魅力があったの？」
『人を殺すことが魅力なら、除隊なんてしない。父の影響だ』
白石「…夜大変だったんじゃない？」
『そんなことない、杉元が守ってくれていたから』
白石「アイツいい奴だな」
『食事するときも、訓練するときも、杉元は僕を気遣ってくれた』
白石「ふーん…Aちゃん相当惚れられてるね」
『いや…杉元の優しさだよ。惚れてるとか…そんなの…そうかな…えへへ』
頬をぽりぽりとかく
白石「(可愛い)」
杉元「(可愛い)」
アシリパ「(可愛い)」
ザクザクと足音が聞こえたので振り返ると二人が戻ってきていた
白石「収穫はどう？」
アシリパ「3匹獲れた。チタタプにする」
杉元「出たーチタタプッ！」
『チタタプ？』
アシリパさんは手際良くリスの皮を剥ぐ
アシリパ「このまま肉を刻むんだ。チタタプって言って刻むんだぞ」
『チタタプチタタプチタタプ…』
アシリパ「上手いぞ、A」
『ふぅ…意外と大変だな』
アシリパ「白石、変われ」
白石「ハイハイ、チタタプチタタプチタタプ…」
アシリパさんが僕にスプーンを差し出してきた
アシリパ「これが脳みそだ」
『い…いただきます』
アシリパ「美味いか？」
見つめてくる
視線が痛い
『う…うん、不思議な食感だ…』
アシリパ「美味しいよな、杉元」
杉元を見ると指をしゃぶりながら食べている
僕もいずれはああなるのか
茶番をしている間にリスのオハウが出来たとアシリパさん
『これは…美味そうだな』
アシリパ「ククク…杉元、オソマ出さなきゃいいけど」
杉元「………」
曲げわっぱを開けて味噌を出す杉元
オソマ…
味噌のことか？
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八咫烏(プロフ) - わたあめさん» ありがとうございます〜！これからもがんばりまっす^_^ (2022年5月20日 22時) (
レス) id: 96574769f4 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 逆ハーって、失礼なんですけどスラッシュ使う小説多いじゃないですか、そういうのが無い、尚且つ文がちゃんとしていて面白いです！！ (2022年5月19日 16時) (レス) @page4 id: 35605ddd15 (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏(プロフ) - のくにさん» ありがとうございます^_^亀さんですが頑張ります〜(^^) (2021年12月27日 18時) (レス) id: fb42b66ea4 (このIDを非表示/違反報告)
のくに(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！夢主ちゃんも可愛くて、続きが気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年12月27日 9時) (レス) id: d56989958a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八咫烏 | 作成日時：2021年12月24日 18時
