七不思議零番目の怪異は人間のフリをしています【地縛少年花子くん】

第2の怪 ページ4

寧々「あなたが花子さん…！？
そ……」


寧々「そんなの嘘ッ！
おかっぱは！？赤いスカートは！？
しかも男の子だし…」
花子「そーゆーの最近流行らないんだよねー
花子くんって呼んでもイーヨ」
寧々「怪異に流行りがあるの！？」

花子「確かに俺は男だよ
でも性別以外は君が聞いた噂の通り」
花子「何かを一つを代償に
呼び出した者の願いを叶える」
花子「君にもあるんだろ？
聞かせてよ。願い事」
寧々「…本当に」

寧々「ただの変態幽霊じゃないのね？」

花子「もういいｻﾖﾅﾗ…」ｽｳ…
寧々「わーっ！
うそうそ！男の子の花子さんかっこいい！」
花子「かっこいい…」

花子「それじゃー！
お名前と願いをドーゾ！」
寧々「(以外と単純…)
はいっ！
高等部一年A組 八尋寧々です！
好きな人と今すぐ両思いになりたいです！」
花子「ヤシロね
願い事は恋愛成就っと…」
花子「相手は？」
寧々「二年の源先輩！
かっこよくって頭も良くて
誰にでも優しい凄い人
学園の王子様なの！」
花子「へぇー…」じー

花子「わかった
君の願いを叶えよう」
寧々「やったぁ！」


やったぁ！
花子さんに願いを叶えてもらえる！
そう思ったが、まさかああなるとは…。

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