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第21の怪 ページ23

寧々サイド


花子くんは言いました


“ ヤシロは、“ 人殺し ”でも仲良く出来るんだ ”


寧々「(…あの時の花子くん、なんだか……怒ってた?)」
寧々「(…違う。
あれはそんなのじゃなくて。
あれは…)」

葵「寧々ちゃんっ!!」
寧々「ビクッ」
葵「聞いてる?」
寧々「ご、ごめん」
唯華「寧々ちゃんったら、最近ぼんやりしてばっかりだよ。
どうしたの?」
寧々「(唯華ちゃんは花子くんのこと、分かってる筈なのに…)」
葵「あっ、もしかして新しく好きな人とか…」
寧々「うーん…だったら良かったんだけど」
葵&唯華「「………」」
葵「あっ、そうだ!
寧々ちゃん、唯華ちゃん、こんな話知ってる?」


“ 七不思議 二番目 “ ミサキ階段 ” ”

“ その階段の四段目だけは、決して踏んではいけません ”

“ 決まりを破れば、死者の世界に引き込まれ ”

“ その身を千に万に引き裂かれてしまうでしょう ”

“ そして黄昏時、その階段には犠牲者の血がどこからともなく滴り落ちる… ”


寧々「そ、その階段って…」
葵「美術室の前のB階段
血溜まりを見たって子は何人も居るんだから〜〜」 フフフ…

葵「あれ?
確か寧々ちゃん、好きだったよね?
こういう話…」
寧々「す、好きざよ!好きだよ!!」
寧々「(好きなんだけど…。
葵から聞いた話が、最近現実になったばっかりなのよね…)」
葵「じゃあ良かった!
私は怖い話ってちょっと苦手だけど…」
葵「寧々ちゃんが元気になるなら、いくらでもしてあげる!」
唯華「私も…!」
寧々「葵…唯華ちゃん…!」

先生「おーい」
先生「赤根さん、神門さん、なーんか忘れてませんかね?」 ピラリ
先生「本日四時半、美術室にて」
先生「先生と♪進路相談♪」
葵「わ〜!そうだった!!
すぐ行きます〜」 ぱたぱた
唯華「…すみません」
葵「あっ、寧々ちゃん!」

葵「また怖い話、探しておくから、
元気出してね!!」
唯華「私も、出来るだけのことは尽くすからまた話そうね、寧々ちゃん!」

寧々「(ありがとう、葵…唯華ちゃん…)」 じ〜ん…

寧々「あっ」
寧々「(花が咲いてる…
一生懸命世話してたし…葵と唯華ちゃん、喜ぶだろうな…)」

寧々「(明日、教えてあげよう)」

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設定タグ:地縛少年花子くん , 花子くん , 八尋寧々   
作品ジャンル:ラブコメ
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リンドール(プロフ) - にわとりさん» お! ありがとうございます! (2020年6月5日 14時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
にわとり(プロフ) - 某カラオケアプリから来ました!凄い面白くってびっくりしました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年6月4日 17時) (レス) id: 90000c7454 (このIDを非表示/違反報告)
一郎太と士郎が好きな者♪リン(プロフ) - 姫桜さん» 読んでくださり、ありがとうございます! 応援、ありがとうございます!! (2020年3月2日 4時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
姫桜 - 一郎太と士郎が好きな者♪リンさん» 初めまして私花子くん好きなんですよね!最近は花子くんの小説を書いている人があまりいなくて少しがっかりしましたこれからも頑張ってくださいね応援しますね! (2020年3月2日 1時) (レス) id: d79c4c6785 (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - 一郎太と士郎が好きな者♪リンさん» ありがとうございます!良ければボードでお話しませんか? (2020年3月1日 15時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一郎太と士郎が好きな者♪リン | 作成日時:2020年2月15日 15時

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