14歳で、声優と女優です！Part2

殺陣!? ページ45

安寿香サイド

安寿香達はストレッチを終え、時間遡行軍と戦う時の殺陣の練習していた。今殺陣師さんは、舞台界でも２番目に怖いとされる殺陣師さんだった。その殺陣師さんはすぐ人と比べる。

安寿香『上、下、振り上げて、真ん中！』

殺陣師「違う！それはミュージカルの安寿香兼光の時の殺陣だ！親は大物俳優と女優なんだろ！なんでその子供はこうも簡単なものが出来ないのかな！」

安寿香『ｯ!?は、はい！(また親の事だ。いつもの殺陣師さんがいいな。)』

殺陣師「そこは、上、下、振り上げて、下」

安寿香『･･･』

殺陣師「聞いてんのか!!!!」

口調も悪い殺陣師さんはあまり、キャストのみんなもいい印象を持っていない。ちなみにいつもの殺陣師さんは風邪でおやすみです。

安寿香『は、はい！』

それから安寿香は休みもなしにぶっ通しで稽古をしていた。

安寿香『ハァッハァッハァッハァッ』

殺陣師「じゃ、五条さんは休んでいいよ。次は鈴木さん」

安寿香はフラフラしながら休憩スペースへ向かった。

安寿香『疲れた〜。』ﾌﾗ

東「お、っと。危ないよ。安寿香」

安寿香『あぁ。ごめん。東ちゃん。』

東「ほら、水！」

安寿香『ありがと。ｺﾞｸｺﾞｸ、、ﾌﾟﾊｯ』

東「結構今日はきついね！」

安寿香『そうだね。殺陣師さんが厳しい。』

東「そうだね。」

安寿香『ちょっと休んでくるね。』

東「うん。いってらっしゃい。」

安寿香は稽古場の端で膝に顔を埋めてしまった。

安寿香『(つばささん、麻璃央くん、染ちゃん、りゅーじ、鳥さん、そーま、田丸氏、界人。)』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

安寿香は首を振り涙を拭き取り顔をあげだ。

安寿香『(甘えちゃダメだ！頑張らないと！)』

安寿香は稽古場の端で殺陣の練習した。

安寿香『(上、下、振り上げて、下、真ん中、下で受け止めて、後ろへ少しさがる。)』

急に殺陣師さんに呼ばれた。

殺陣師「五条さん！次ね！」

安寿香『はい！』

安寿香は殺陣師と順調に練習していたが安寿香が手を滑らし

安寿香『あっ！』

木刀を落としてしまっま。

殺陣師「なにやってだ！ちゃんと木刀を持て！親はあの大スターなのにどおしてその子供は出来が悪いのか？天才っていうのは外見だけだな！」

安寿香『ｯ!?』

監督「あ、あの！木刀落としただけでそれは言い過ぎじゃないでしょか」

殺陣師「うるせぇ！ほら立て！五条！」

稽古場はシーンとした空気になった。

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