日々樹渉の双子の妹は兄を守ろうとした騎士でした。

衣装合わせ ページ15

安寿香side


『この衣装も久しぶりね』


渉｢えぇ！｣


『渉、イスに座って。』


渉｢？わかりました！｣


私は昔やっていたように渉の髪を縛り上げていくそして2つの三つ編みを作って、ひとつの三つ編みをポニーテールに、まとめて縛り上げる、、。


『さぁ！出来たわよ』


渉｢ふふっ☆久しぶりですねぇ、、この姿は。さぁ、次は安寿香の番ですよ｣


『えぇ！』


さっきと同じように渉が縛っていく。


『ふふ♪、、、さぁ、最後の仕上げよ？渉』


渉｢えぇ！わかりました！安寿香｣


キュッキュッとなる靴の音


『っ、、！』


渉｢っ、、！｣


『はぁ、、どう？』


渉｢凄く良かったと思いますよ！｣


『私もそう思うわ』


渉｢明後日は頑張りましょうね！安寿香｣


『えぇ！』


私は着替えてレッスンを終えて屋上に行った。


現在午後8時


少し肌寒いですね


『、、、。』


凛月｢安寿香〜｣ｷﾞｭｯ


『おっと!?危ないですよ』


凛月｢、、、。｣


『凛月？』


凛月｢俺達に黙って何やろうとしてるの〜？｣


あいからわず零に似て鋭いですね


凛月｢ん〜？安寿香？｣


『何もやろうとしてませんよ！』


凛月｢本当に〜？｣


『本当ですよ。凛月』


凛月｢ふ〜ん｣


『そういえば凛月どうしてここにいるんですか？』


凛月｢夜は俺の活動時間だからね〜｣


『そうですか』


凛月｢明後日、、頑張ろうね｣


『えぇ、、頑張りましょう！』


私は立ち上がって帰ろうとした


朔間凛月side


立ち上がった安寿香は本当に綺麗で、、、でも消えてしまいそうで


とっさに安寿香の手をとって


凛月｢、、、、。Aは1人じゃないからね〜。俺を信じて、安寿香はできる子って知ってるから｣


『どうしたんですか？凛月』


凛月｢、、消えちゃいそうだったから｣


『やけに素直ですね』


凛月｢素直な俺は嫌いなの？｣


『いいえ〜！可愛いですよ！』


凛月｢、、、。｣


安寿香には一生叶わないと思う


『一緒に帰りましょうか』


凛月｢いいの？｣


『えぇ！帰りましょうか！』


凛月｢いぇ〜い！｣


『ふふ！』


安寿香の手は暖かい。


あぁ、、、いつまでも一緒に居たい


誰にも、、、渡さない。

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