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｢あなたはご存じないかと思いますが、私の叔父は死喰い人でした。でもあることをきっかけに帝王を裏切ることを決意します。その時帝王の分霊箱を奪って逃げました。私が叔父の部屋でその分霊箱を見た時、額の傷が酷く痛みました。｣
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢レギュラスが...｣
在学時代、優秀でやんちゃだったパパの影に隠れていたらしいレジー叔父さん。
そんな彼を、校長が覚えていただなんて...
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢ミネルバが興奮して話していたからのう。彼女はクィディッチが大好きじゃ。｣
あ、そっちか。
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢話を戻そうかのう。ヴォルデモートを真に亡き者にするには、分霊箱を全て破壊せねばならん。そして酷なことを言うようじゃが、君とハリーも分霊箱のような気配がする。｣
｢ええ、ええ、分かっています。それを踏まえて、私と手を組みませんか？｣
また校長は探るような目をした。
｢私はヴォルデモートが憎い。過去の彼に何があったのかは知りませんが、私の可愛いハリーをしばらく両親から引き剥がした罪は重い。｣
その時ダンブルドアは悟った。
あれ、Aってちょっとヤバい奴？と。
｢私は分霊箱を全て見つけ出し、破壊します。先生は守ってくださいませんか？私がヴォルデモートに対抗したら、帝王は私の大切な人を狙うでしょう。そちらの方が精神的ダメージを受けると分かっているから。｣
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢...｣
｢幸運にも所在の多少の目星はついています。もちろん学業優先、命優先。危険だと判断すればすぐに戻ります。ただ、私が実行していることには口を挟まないで頂きたい。定期的に進捗報告はします。...如何でしょうか。｣
放った言葉を脳内で反復すると、少し気まずくなってカップを口に運んだ。
その沈黙は、数分だったかもしれないし、数十分だったかもしれない。
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢守る...｣
｢はい。私のせいで恐怖に陥れられる可能性のある人、全てを。｣
わがままな願いだとは分かっている。
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢守るとならば、わしは君のことをも守ろうぞ。じゃが、それでは少し均等ではないのう。｣
それも分かっているんだ。
分霊箱その物にガードはないし、口を出すなと言うのだから。
ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢代わりに君は、わしに何をくれるのじゃ？｣
その質問を聞き、私は微笑んだ。
ソファから立ち上がり、校長の目の前まで歩く。
胸に片手を添え、軽く膝をついて言った。
｢...何なりと。｣
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りあ(プロフ) - 早く続編を見たいです！楽しみに待ってますね！ (2022年10月20日 14時) (
レス) @page21 id: 2821336846 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 続編楽しみにしてます！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈 美奈 - お久しぶりです！やっとまた読めました！（一時的に）賢者の石、完結おめでとうございます！続編たのしみにしています！応援してます、頑張ってください！ (2021年1月27日 17時) (レス) id: c6014268c1 (このIDを非表示/違反報告)
Silky Love(プロフ) - 続編早くみたいです！楽しみにしてます！！！ (2021年1月25日 18時) (レス) id: 8f0d37e51e (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - このお話すごく好きです！応援しています！続編楽しみにしてます！ (2020年12月17日 16時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞咲優陽 | 作成日時：2020年9月16日 7時
