サングラスと獅子と…。 (ページ22)

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司side ページ22

司side

Aが鬼邪高に来た日から3日。
いつも通り屋上に来て端のベンチに座ってたら隣に轟が。

轟｢何をそんな思い詰めた顔してるんだ｣

司｢ふっ別に笑ただ考え事してただけだよ｣

そんなに顔に出てたか？

あの後Aとは色々話せて良かったけど
やっぱりここに来ると

あの時俺より轟と楽しそうにしてたAが忘れられねえんだろうな。
なんかだせえな

轟｢あいつとは、向こうで仲良くなったぐらいだな。今では妹の様な感じだ｣

やっぱり轟はあの時何か察していたのか。

司｢そうか、別にそんなつもりでは無えよ笑｣

轟｢そうは見えなかったけどな。まあ、お前がどう思おうが勝手だが、俺とあいつにそれ以上は無えよ｣

轟｢あ。それと、小田島。あいつかなりAの事気に入ってる様子だったぞ｣

司｢小田島が？なんであいつが…あ、そうかお前ら…｣

轟｢そ。小田島がどう出るかは分からねえが一応まあ、用心するに越した事は無え筈だ。｣

小田島の事だから、同じ市でもあるしもしかしたらもう…
動いてるかもしれねえな。

そんな訳でアポ無しでAの学校前まで迎えに来た。

無事にAとも会えただけで一安心の気分だった。
柄にもなく恋愛なんかで焦ったせいかこの後どうするかは考えてなかった。

けどAと2人で居れるだけで、ただそれだけで嬉しかった。

それなのに…

小｢およよこれはこれは、Aちゃんと金髪君じゃん。お久〜｣

『有剣？！』

小｢よ〜Aちゃん、初登校どうだった？｣

なんでこいつが居るんだよ。

ヒラヒラ手振りやがって。