【歌い手】病気少女の１ヶ月【あほの坂田】

あと、10日 ページ24

坂田視点


Aが消えてから


何年たったやろ、


その事が辛すぎて何年も立ち直れず


歌い手活動もサボってた、


それでもまわりはなにも言わず


見守っててくれて、


ま、最後は浦さんにほっぺ叩かれたけど、


浦田「いつまでくよくよしてんねん！！！


そんな落ち込んでもAは帰ってこない！


きっとAはこんな坂田みたないわ！


そんなんやったら嫌われるに決まってる！」


なんて怒鳴られて、


僕も向きになって言い返してたなぁ


坂田「浦さんに何がわかんねん！


僕の気持ちなんてわかるはずないやん！」


って、そのあとに平手うちされて、


浦田「あぁ！分からねーよ！


お前の気持ちなんか！


Aの好きな坂田の笑顔見せない


気持ちなんかな！」


だってさ、


その光景見たしませんはあたふたしてたけど


ほんま浦さんたちに助けられた


あらためて、歌い手復帰して、


夏ツアーが明日からある、


やから、Aに会いに来た



坂田「………………明日な、夏ツアーあんねん


僕頑張るからさ、見守っててな」


そう言って微笑む、


A、見てる？


僕頑張ってるんよ？


坂田「夏ツアーで少しの間あえへんなぁ


………………………………寂しいよ、」


時々隠そうとしても漏れる本音、


Aの前やから隠せへんのかなぁ


ここに来ればいつだって勇気がもらえる、


Aが近くにいる気がして、


幸せをもらえる、


坂田「………………好きやで、愛してる」


『わたしも、愛してるよ、


………………優』


ほら、微かに君の声が聞こえる。


会いに来てくれたんや、

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