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連れてこられたのは、薄暗い部屋だった。
そして、机の上にはメロンソーダ。
金髪の頭の人が、椅子に座っている後ろ姿が見えた。
私の気配に気づいたのか、「君がゼロの彼女?」と言う。
「彼女ではないですけど・・・・・・あの・・・?」
「あぁ。自己紹介が遅れたね。僕は、」
そう言って振り返ったのは、顔の整った男性。
その人は、私を見るなり驚いたような表情をした。
「A・・・・・・?」
「だ、れ・・・?」
なぜ私の名前を知っているの。
ゆっくりと男性に近づけば、すぐにその疑問は無くなった。
「っ・・・小太郎?!」
「・・・そうだよ。久しぶり、A。」
アイラインとか、目元を化粧しているせいで
遠目からみたら誰かなんて全く気が付かなかった。
小太郎とは、簡単に言えば“友達”。
・・・彼曰く、唯一の友達。
私が高校生の時以来会ってない。
年は離れてるし、同じ母校だけれども彼が卒業したあとに入学している。
でも、どうしてこんな所に・・・??
「小太郎は・・・どうしてここに?」
「・・・・・・それは、そのうち分かるよ。」
彼が高校生の時、私はまだ中学生だった。
いつも1人でいた小太郎。
私が受験勉強をしているとき、図書館で
目指している高校の制服を来ていた彼を見つけて、
勉強を教えて貰おうとしたのがきっかけ。
それが、彼との出会い。
*
数年前
「あの・・・!ありがとうございました。
おかげでわからない問題が解けました。」
「いいよ。気にしないで。
・・・・・・なまえ、なんて言うの?」
「AAです。・・・お兄さんは?」
「小太郎・・・城山小太郎。
小太郎でいいよ。」
「小太郎さん・・・ありがとう。」
*
その後も図書館で会う度に声をかけて、気づけば呼び捨てにもなってた。
彼の話もたくさん聞いた。
「・・・・・・でも小太郎が元気ならよかった。
ほら、私が大学の受験勉強するって言ってからなかなか会えてなかったでしょ?」
「元気・・・・・・ねぇ。」
そう言った彼の目は、化粧に似つかず寂しそうだった。
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ルカ - オリキャラなど楽しみにしています。もう大ファンです。これからも頑張ってください! (2018年9月4日 0時) (レス) id: ce71ab7563 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごく面白くてハマりました!キュンキュンしまくりです!これからも楽しみにしてます! (2018年8月30日 19時) (レス) id: 4753af9614 (このIDを非表示/違反報告)
なな - めちゃくちゃ面白いです!私、ゼロ一獲千金ゲームの夢小説でこの小説が一番好きです!更新、作者さんのペースでゆっくり頑張って下さいね(^-^) (2018年8月24日 19時) (レス) id: 700bd35a7c (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 畜生!もっと早くこの小説に出会いたかった・・・。こんにちは。この小説大好きです。とても面白いです。もうどれだけ読み返したか分かりません。零だけでなく、NEWSのゲスト陣とも絡みがあって嬉しいです。これからも更新楽しみに待っております。 (2018年8月22日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - ルカさん» ありがとうございます!ついにしちゃいましたね(笑) (2018年8月20日 8時) (レス) id: bf5392b605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつ | 作成日時:2018年8月6日 16時