39話 ページ41
ロボロside
戦況は今、五分五分ってとこやな
大先生は……何やってんねん
後方で固定砲台するんちゃうんかったん？
あ、場所バレしたんか
《ロボロー》
珍しい、Aから連絡入るって
rbr 《何や？ってゾムは何やってんねん》
何せっせと闇で森を覆ってんねん
周りまで巻き込む気か？
《コソコソやってるやつおるみたいやし逃げ道塞いでる》
あー、仕留め損ねたんか？
珍しい(2回目)
rbr《成る程。ほな、他の奴等にΘ国との国境にある森に近づくなと言っといてほしいねんな？》
《うん。頼むわ》
rbr《了解。グルッペン達にも報告しとくわ》
《あざ》
はー余計な仕事増やして…
rbr 《あー聞こえとる？Θ国との国境にある森に戦争が終わるまで近づかんといてや。帰れんくなんで》
ut《え゛今そこの近くにおんねんけど》
rbr《今すぐ引き返して》
ut 《了解》
狂犬とか大丈夫やろかインカム繋がらへんけど
ま、気づくやろ
後、グルッペンに伝えるだけやな
rbr《グルッペンー？》
gr《何だ？戦況に変化が出始めたのか？》
rbr 《あー、それはないな。まだ五分五分っていったとこやな》
gr《ならどうした》
rbr《ゾムがΘ国国境の森を闇で覆ってんねん》
gr《ならそろそろ戦況が変わるな。いい方向に転ぶことを祈る。引き続き頼んだ》
言われなくてもすんねんけどな。これが俺の今、与えられた仕事やし
rbr《ハイル・グルッペン》
トントンside
tn「誰の報告やった？」
怖いほどわっるい笑み浮かべてるんやけど
gr「ロボロだ。遂に戦況が変わる」
はやない？
まだ開戦して一日やで？
まぁ、ええ方に転んでくれたらええけど……
os「まぁ、どのみち3国を相手してんのはかわらないめぅ」
gr「あぁ。暗殺はあの二人が請け負ってるからな。WT国からの人がいるとはいえ、すぐには終わらんだろう。暗殺が本職ではないし、まあまあな距離があるからな」
tn「まだゾムがおるからましやろ」
os「せやね」
gr「否、そうとは限らん」
ん？何でや？
os「あーそうか。ゾムに射たれた薬、まだ効果が続いてる可能性あんのか」
gr「そういうことだ」
あ、忘れとった
これといった症状なかったし
os「それやとクルスに負担がかかるんやない？」
gr「そうだな。だが彼奴も弱くない」
tn「あれやろ？記憶なしで近接組を負かせたんやろ？」
os「なら大丈夫か←」
あの近接組を負かせたんやし十分な強さはある
後は力の奮い方さえ感覚でもええし掴めとったら
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