34話 ページ36
貴方side
(数時間後……)
ci「着きましたよ？大丈夫ですか？ぼーっとしてましたけど」
『ちょっと、考え事を』
Θ国はC国とP国の王族で成り立ってるのは確か
P国の王族は自国を取り返す
で、C国は何の目的が？
I国とやり合うならまだしも
何故P国の意見を受け入れた？
否、同じように国を一つしたからこそ同盟みたいな関係がある？
今回の戦争は大分厄介になりそう
あ、総統室前だ
ﾊｧ、取り合えず報告するかー
『ｺﾝｺﾝAとチーノです』
gr「入れ」
『失礼します』
gr「何か、見つかったか？」
ci「はい！ゾムさんに使用された薬の成分表と、軍内資料をパクってきました！」
『図書館にて、このような記述を見つけました。“Θ国を建国したのはP国の王家だけではなく、C国の逃れた王家の人で、建国した。その意図は未だ知る人はなし”』
グルッペンside
『“Θ国を建国したのはP国の王家だけではなく、C国の逃れた王家の人で、建国した。その意図は未だ知る人はなし”』
C国だったら、ロボロとトン氏に聞くのが早いな
gr「ご苦労だった。何事も起こらず何よりだ。報告書の提出を忘れないようにな」
ci「はい！」
『あのー？書き方とか知りませんけど？っていうか、情報をまとめたことがあるだけで書類を製作したことはないです』
gr「なら、情報と共にまとめてくれ。チーノ、薬の成分表はぺ神に渡してくれ」
ci「『はい/把握です』」
『それでは作業に戻りますね』
C国の戦力がそのまま残ってるとすれば、四か国を相手にするのか
tn「追加の書類でーす」
gr「トン氏、丁度よかった」
tn「はい？」
gr「Aからの報告で、Θ国はどうやらC国も絡んでるようだ」
tn「はえ〜。マジですか」
gr「C国はどのような国だった？」
tn「……ロボロの身の上にあったことを見れば分かるやろ」
gr「いや、トン氏から見て」
ロボロの方も酷かったが、トン氏側から見て感じたことも聞いてない
tn「……貴族も居ったけど、労働させられてる人が多かった」
トントンside
俺は村出身や
都心に出稼ぎに行ったと思ったら帰ってこおへんやつも居ったし無理矢理労働させられてるやつも居った
学校なんざなかった
子どもは村で農業を、大人は労働を強いられていた
tn「それが俺の出身地の環境や」
gr 「成る程。進出国か発展途上国か」
tn 「どっちかちゅうと進国やな。J国に植民地持ってたし」
gr 「それ以外は」
どうやっけ
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