40話 ページ47
貴方side
此処は………
「即席治癒魔法の発動」
誰？
「俺？まぁお前の魔法、力だな。言わば記憶だ」
と言うことは俺自身ってことか
「そうだな。お前、大分死にかけてるで」
え？マジで？
「あぁ。グルッペンさんに何があったのかは分からへんけど、こんままやと死ぬ。だから俺が出てきた」
成る程
ここから出るってこと出来る？
「簡単だ。それは目を覚ますこと。だが、グルッペンさんが俺の首を絞めてる状態のままだとここに戻ってくる。一つの可能性にかけるか？」
変わりに君が出るってこと出来る？
「お前記憶だからさっきみたいに魔法でどうにかなるか、、か。いいよ。変わりに俺が出ても」
安全になったら俺と変わってくれ
「了解した」
『グルッペンさん、、落ち着、、いて』
ps「！？A？！」
あーうっせ
しんぺい、大丈夫なんに
gr「お前、、」
やっぱり傷つけたくないか
zm「戻った、、A？！」
うっさい人増えた
gr「ｽｯ」
『ｺﾞﾎｺﾞﾎ』
一応、防御張ってたけどやっぱ苦しいな
ps「ん？防御張ってたって？」
あ、声に出てたか、、
『あー。魔法を最小限で発動してた』
説明はめんどい
えっと、ゾムだっけ
『薬とか盛られてへん？』
zm「今んとこは大丈夫やで」
ps「でもグルッペンもそう言って発動してたし、、」
あの感じ
もしかして
『新たに属性が出たって可能性は？』
あの時の心、見たけど悲哀だったし
gr「つけるとしたら？」
『"悲哀ノ目二見入ラレシ者″かな。俺のことが目に入ったから首絞めたんだろ？』
gr「いや、気づいたら絞めてた」
マジか
あー安全になったけど、入れ替わるには寝る必要があるし…
ま、俺のままでいいか
『んーそれじゃ、見入ラレシ者の部分を変えて“隠レタ想イ”にするのは？』
zm「そもそも何で悲哀の目なん？」
あ、そっからか
確か目も藍色だったな
『目が悲哀に満ちてたから。隠れた想いは心の中では傷つけたくないって俺に対して思ってたんだろ？』
gr「やっぱり“あの時”のAか……。あぁ。そうだ」
『だから』
魔法を乱用しすぎたな
眠い
『グルッペンさん、説明宜しく。俺は寝る』
gr「はぁ？」
『眠い。お休み』
今、入れ替わるから
あ、完了まで時間かかるか
グルッペンside
『グルッペンさん、説明宜しく。俺は寝る』
gr「はぁ？」
『眠い。お休み』
彼奴……なげやりか
でも眠いってことは乱用したってことだよな
こんな直ぐに眠くなるのか？
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