39話 ページ46
しんぺい神side
ｶﾞﾗ
グルッペン達が来たのかな
ps「無事、終わったんだ」
『うん』
若しかして、薬が体内にあるかどうか見てもらいに来たのかな
gr「なぁ、どこも可笑しくないんだが」
『ダメ。貴方が居たところは地下の研究施設なんだから見てもらっておかないと』
gr「甘未が食いたい」
『後で』
親と子供？
ぐるっぺん(5歳)？
ps「君たち何時そんなに仲良くなったの？」
あれ？
見たことある…
『俺は寝るから』
gr「あ、待ってくれ」
『どうした？』
gr「“閉ざされた記憶のカケラ”。その力は連続使用は不可だ。それを分かってきたのか？」
閉ざされた記憶のカケラ？
あぁ、会議の時に言っていた属性か
『そうなん？』
あ、分かっていなかったの
gr「Θ国に行くことは当分止めておけ。次こそ全ての記憶が飛ぶぞ」
脅すね〜
『分かりました。それでは寝るんで』
インフェル……？
ps「は〜い。身体検査するよ〜」
gr「変なところは触るなよ？」
ps「やだな〜そんなことするように思う？」
gr「思う(即答)」
え？即答？
ん〜特に異常はないね
gr「どうだった」
ps「異常はないから服着ていいよ」
可笑しい
何かされた筈
貴方side
―――「なぁ、新しく来たん？」————
誰？
――――『そうだけど……君は？』
A165「名前は無い。いや、正確に言えば呼ばれない。番号はA165」
『ふーん。此処に来る前は何て呼ばれてたん？俺、番号よりそっちで呼びたいんやけど』
rbr「ロボロ。君は？」
『俺は……兄のように慕ってくれていいよ』
rbr「人に名前聞いておいて変なの」
『言ってろ』—————
冷たいな……
心が冷たい
いい人に出会えたね……A165…ロボロ
ｳ…ｱ･････
『ﾊｯ』
ps「やめろ！」
神さん？
何が…
苦しい……
gr「……」
グルッペン・……？
あぁ、薬か
遠隔操作系？
意識が……
グルッペンside
俺は…苦しめたくない
傷つけたくない
何で、こんなことをしないといけないんだ
「力不足だからなんじゃないのか？」
誰だ？
「私は……まぁグルとでも呼んでくれ。さて、この研究で得た力を制御できないと目の前の彼は死ぬが？」
俺自身か……
殺したくない
どうすれば制御できる？
「さぁな。発動する前、何を見た？」
見たもの？
ゾムが傷つけられるところ
「ゾムは無事だ。それは分かってるだろ？」
あぁ
「後は体を動かすだけだ」
動かす……？
「あぁ。まだ間に合う」
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