【wrwrd】記憶のない彼は【男主】 (ページ42)

今日:3 hit、昨日:21 hit、合計:12,188 hit

35話ページ42

ショッピside

会話が続かないな

コネシマさんみたいに元気すぎるわけではないんで一緒に居やすいけど

rbr≪あー、ショッピ君、A、聞こえる？≫

shp≪聞こえてます≫

rbr≪解析終わったんやけど、座標がな、国境沿いの山奥を指してんねん≫

≪そこに行けば居るってこと？≫

rbr≪おん。あのカメラ、今も見てんねんけど、何の変わりもないで≫

shp≪妙っすね≫

もう既に時遅し？

それは厭や

間に合ってほしいわ

≪こっから何処方面？≫

方面を聞かないと、始まらないっすね

rbr≪ナビするから≫

ありがたいっすね

『此処…？』

shp≪ここでいいんっすか？≫

rbr≪おん。この先に…否、この地下にグルッペンは居る≫

shp≪分かりました≫

rbr≪ナビは終わるで。一応、遠隔で属性使うわ≫

shp≪ありがとうございます≫

shp「此処でいいみたいっすね。この地下に居るらしいっす」

『それじゃ、急ぐで』

危険な状況やからか

ゾムさんは大丈夫なんでしょうか

『ショッピ君の属性は？』

shp「煙幕を操ります」

『その煙幕を透明にして、姿を隠すことって出来る？』

shp「できます」

『それなら、やってもらっていい？少なくとも俺が目的やから、纏うのはショッピ君だけでええで』

な……

shp「そじゃ、危険すぎます」

『それじゃ、奇襲作戦に切り替える？』

切り替えたら、安全っすかね

shp≪ロボロさん、これから俺の属性を発動させます≫

rbr≪分かったわ。それじゃ、俺も属性発動させんで≫

shp≪お願いします≫

shp「煙幕ニ隠レシ者達」

対象、術者とA

煙幕の種類、透明

shp「聞こえます？」

『聞こえてんで』

shp「音とかは外部には聞こえません。カメラにも勿論映りません。ですが、攻撃は通ります」

『攻撃に注意ってか』

shp「そうっす」

どこまで魔法を使えるかは分かりませんが

任せますよ

『攻撃魔法とか、防御魔法は忘れた。俺の属性も攻撃には役に立たない。分かるのは数秒先。それで指示を出すし。煙幕って切り分けられる？』

shp「できますよ」

未来を見る属性なんっすかね

援護の為に来たから戦闘になれば…

『！上からの狙撃に注意！』

上？

スナイパーか

『潜り抜けんで』

え？は、え？

『これで俺らは見えずとも侵入者の存在は確認された』

shp「どうするんっすか」

そんな淡々と言ってる暇あるんっすかね

『俺は走り抜ける。ショッピ君は俺の指示に従ってくれ』

shp「それ、信用しますよ」

『任せておけ』