【wrwrd】記憶のない彼は【男主】 (ページ41)

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34話ページ41

貴方side

ん～、場所はこのあたりの筈なんだけど……

若しかして、城外？

うっわめんどくさ

一応地下牢を見ていくか

……いない？

「誰だ！！」

ヤベ

咄嗟にダクトに入ったけど…バレてないよね？

ﾋｮｺ

取りあえずはやり過ごせた

奥まで来たけど、居ない

≪ロボロー？≫

rbr≪何や？≫

≪地下牢の方には居ないよ≫

rbr≪マジで？≫

≪何処に居るかわかる？それこそ、どの座標を示しているのか≫

rbr≪待ってや。解析終わったら連絡入れるしショッピ君と先ず合流しててくれん？≫

≪了解≫

はーめんどくさい

≪ショッピ君？≫

shp≪はい。どうしました？≫

≪ちょっと地上にいてくれん？≫

shp≪事情は後で聞きます≫

≪ありがと≫

shp≪いえいえ≫

いい後輩やな

先輩が残念やけど←

一先ず、城からは出れた

shp「Aさん。こっちです」

『ん。グルッペンさんが地下牢の方に居なかった。奥に研究施設があるんか？思ったけどなかった』

shp「どうするんっすか？」

『ロボロに今、詳しい座標を調べてもらってる』

shp「今日一日此処に居ることになるんでしょうか」

『それは分からない。ゾムは……まぁ、大丈夫やと思う。やけど、俺の此の格好、革命時とまったく同じみたいやから長居はあまりでけへん』

shp「つまり、早く見つけ出さないと私怨をぶつけられるって訳っすか。中々厄介な任務ですね」

『せやねん。何で革命に参加したんやろ自分』

shp「嘆いてもしゃあないっすよ。泊まる場所、探しましょ」

『そうだね』

……気まずい

ロボロが急いで今探してくれてる

なら、こっちは見つからないように

捕まらないようにするまでやな

shp「あの、出る前に記憶が全て無くなることはないって言ってましたけど…」

『あぁ、詳細か…。属性名は閉ざされた記憶のカケラ。書かれた本曰く、全て失くす危機に陥った時に無意識に発動する。失くした記憶は断片的に思い出せるようになってるみたい』

shp「そうなんすか。無意識に発動するのはありがたいっすね」

『そうだよ。だから奇跡が起きたみたい』

shp「よかったすね。全て失くしたら大変っすよ」

『そうだね。常識どころか、自分のことすら分からない。大分、絶望に立たせると思う』

shp「そう思うとゾッとしますね」

『うん』

会話が続かない

ロボロ……早く終わってくれ