【wrwrd】記憶のない彼は【男主】 (ページ40)

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33話ページ40

ゾムside

んー今日は食害なしでええか

shp「確認ですけど、ゾムさんが国王の方に行って、Aさんがグルッペンさんの救出ですよね。俺の配置はダクトで」

zm「せやで。ま、ダクトじゃなくてもええけど」

『居やすいとこ、射撃のしやすい処でいいから』

当たり前やな

念の為に来てもろてる訳やし

shp「そう言ってもらえるとありがたいっす。あ、そろそろお昼にしません？此処に来るまで何も食べてないわけですし」

それもせやな

『どこ入る？』

zm「此処でええんちゃう？」

shp「それじゃ、食べましょ」

ー食事シーンカット―

shp「それじゃ、それぞれ持ち場着きます？」

『せやね。俺らはこれあるし。ショッピ君はどの道不法侵入者ってことになるけど、近くにある木の上にでもいるんやろ？』

shp「そうっすね。救出出来たら連絡してください。援護するんで」

zm「ま、終わったらそれぞれ連絡入れるでええんちゃう？」

『それもせやな。それじゃ、一先ず解散』

そういえば、Aって引率力あるよな

頼もしいけど

『それじゃ、入ろか』

zm「せやな。3.2.1で行くか」

『カントダウンはせーの？』

zm「『せーの…3.2.1.GO！』」

この合図も懐かしいな

多分、王の間は最上階

一先ず、注意を俺に向けてAのことの注意を逸らす

彼奴の記憶を全て消すことはさせん

グルッペンのことも渡さへん

待っててな

例え帰ってこんくても＿＿＿＿

やめよ

絶対帰ってきてやるしな

・

作戦は開始された

Aの記憶は戻るのだろうか

セーブの為の属性＿＿閉ざされた記憶のカケラ

この属性が発動する限り全ての記憶が消えることはない

だが、欠点もある

この場合、短期間で記憶の危機が重なると覚えてることが少なくなる

Aが前に行ったのは＿＿＿日前

＿＿＿日前だから危険もある

それに気づいていないか

あの反応を見てると

黒は救出できるだろう

だが“無事”か否か誰も分からない

薬が効き始めてたらゲームオーバー

タイムミリットまで後＿＿＿6日と半日