28話 ページ31
β国か……
『β国もＤ国も黒で人体実験をしている。グルだよ。んで目的は洗脳』
洗脳薬の開発と共にその効果、実験をしている
rbr「洗脳……？」
泣きそうな声色やな
あんまいい記憶がないんかな
『せや。洗脳薬の細かな詳細の記載はなかったけど、最終目的と解放条件は探れたで』
os「何？」
やっぱ、不安なんやな
『目的は内ゲバ……内部崩壊、グルッペンさんを洗脳して……』
ni「俺らと争わせる。又は殺戮兵器に仕立て上げる…」
『そう。君らにとって彼は守るべきもの。守護対象。それを逆手にとって崩壊させようと。あ、後もう一つあるけど……』
ゾムは、言って大丈夫かなて
zm「……身体強化、回復力向上の薬も開発してんで」
あ、言った
『大丈夫なん？』
zm「そんなん言うてられへんやろ」
『せやな。若しかしたら、新たに属性に出るかもしれへん。それは分らんけど、記憶を消されたら大分厄介になる』
ん？記憶……？
ps「なぁ、憶測やねんけど、Θ国も関与してる可能性は？薬による記憶障害なら色々と辻褄が合うけど？」
『それは俺も思った。記憶をいじられてないことを祈るしか……。後は解放条件だよね』
zm「せや。それは俺から言うわ。解放条件はインテルフィキオとオスマン・カーディナルの引き渡し。俺らがその条件の鍵を握ってる」
『だけど、君らのことだから、渡すっていうことはないだろうけど』
グルッペンさんを救うことしか頭にないみたいだし
『薬のことは詳しく調べていく』
ut「なぁ、あのカメラの奴って……」
rbr「研究施設。又は地下の実験施設や」
何で？
まぁ、ある程度は分かるか
『んで、グルッペンさんの魔法の属性、教えてくれる？』
tn「何でなん？」
zm「そりゃ、最悪の場合を考えてやろ」
『まぁ、それもあるんだけど、誰が一番効くかなって。ほら、魔法って弱点の属性があるじゃん？』
tn「成程」
os「……作戦はトントンと俺、エーミールで考える」
『……教えるつもりはない……か…。まぁいいか。俺らからは以上』
rbr「他、あるか？ないんやったら、お開きにするけど」
『あ、一ついい？Θ国の情報っている？』
tn「頼むわ。合間でええし」
『了解』
少なくとも俺は協力者で彼らは部下
易々と上司のことを教えることはない
今は協力関係でも依頼1つで裏切る俺とは信頼が違う
こっそり聴くかー
・
今日も各々で夜は更けていく
月白の記憶障害は薬なのか
将又毒なのか
知るものは闇夜に
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