【wrwrd】記憶のない彼は【男主】 (ページ16)

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14話ページ16

貴方side

あれ？何で…俺…

トントンも気づいたみたい

tn「他、何かあｒ(rbr≪すまん！グルッペンが居なくなった！≫……ごめんな。ちょっと待ってくれへん？」

『あ、うん』

仲間からの通信かな

耳に着けてるし

聞きたいことの整理もした方がいいな

トントンside

tn≪はあ？また？≫

rbr≪今、幹部で捜索してんねんけど、全然見つからへんねん。監視カメラも一通り見たけど映ってへんし、常連で行ってる店にひとらんが行ったけど居らんかってん≫

……それって

tn≪ヤバいやん。攫われた可能性もあるやん。どうすんねん≫

rbr≪今日って外交とかの予定は…≫

んーどうやったっけ

tn≪なかったと思うで≫

rbr≪大先生とかにも言うてみるわ。最悪戦争になりかねへん≫

tn≪……仕事が…でもそう喚いてられへんよな。総統が居らへんこの状況、戦争してでも連れ戻さんとな≫

rbr≪まず、街の監視カメラも洗い出してみるわ≫

tn≪了解≫

……Aを巻き込むな

tn「お待たせ。得意なこととか覚えとる？」

『得意なこと？』

tn「おん。ハッキングとか、聞き込み調査とか」

『……手伝った方がいい？』

tn「ああ、手伝うてほしいわ」

『分かった。何からすればいい？』

流石に、外出はぺ神が許さへんやろうし

tn「今はせんでええけど、時が来たらハッキングとかしてもらうわ」

『ん』

ﾊﾞﾝ

誰か来たけど、扉そんな強く開けて大丈夫なん？壊れへん？

rbr「エミさんが…グルッペンの連れ去られる瞬間、見たんやって…それでインカムが…落ちっとったらしいんや」

tn「エミさんは無事なん？」

rbr「おん。連れ去られた国は……β国や」

β国？

あんま交流もないし、仲もいいとも悪いともいえへん中立国家やん

tn「何のために？」

rbr「それが分からへんねん。情報は大先生と一緒にこれから集めていくわ」

tn「ロボロは警備の強化を、大先生とAでハッキングをしてもらう」

rbr「何でなん？」
　スパイ
tn「観光客が居たときに対応できるようにしておいた方が戦力が欠けずに済む。大先生だけだと心配だからAもしてもらう」

rbr「分かったわ。大先生にも伝えておくわ。えっとAってベッドに居る奴？」

tn「おん。記憶は一部あらへんけど」