【wrwrd】記憶のない彼は【男主】 (ページ14)

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12話ページ14

トントンside

ん？

消毒液の臭いがする……

tn「ﾊｯ医務室…?」

確か…書類してて

tn「ああ、倒れたんか」

なーんか夢、見とった気いすんねんけどなー

初めて出会った時のか？

まぁいいか

ps「……あ、起きた？」

tn「おん」

ps「何時も言ってるけど無理はしないこと」

tn「無理しない言うても、彼奴らが真面目にしてくれへんからこうなってるんやで？」

ps「ﾊｧ、毎日最低でも2,3時間は寝て。本当はもう少し寝ないといけないけど、どうせ守らないでしょ」

う、流石…

分かってらっしゃる

『……ﾊｧ』

tn「Aも寝てたん？」

ps「え？あ、起きた？」

『うん。ねぇ、さっき何て言おうとしてたん？』

tn「あ、若しかしてグルさんに遮られた？」

ps「あー出身国のことか…今、居ないしね…本人に言ってもらうよ」

確か、兄さんとショッピ君が同じやったっけ

ショッピ君は…コネシマが拾ってきたってことは孤児なんかな

それやったら知らんてるかも

tn「ぺ神、ショッピ君やなくて、兄さんに言ってもらった方がええと思うで」

ps「あ、兄さんと仲が良い感じ？」

tn「せや」

あ、話に着いていけてない感じや

『それで、教えてもらえるん？』

ps「いつ帰ってくるっけ」

tn「次は…一週間後やったと思う」

『一週間経ったら、教えてもらえる？』

ps「うん。まぁそれまでに思い出せるものはあると思うけど…」

あ、書類…

tn「それじゃ、仕事に戻…(ps「いくら寝たからって言ってそんな倒れてすぐに仕事はしたら負担がかかるからダメ」ﾊｧ」

ps「二人で話といたら？教えることとかあるだろうし」

tn「え？ちょ、ま、は？」

覚えてへんことから教えてもらわなぁ

tn「えっと、まず何か質問ある？」

『……自分って魔法使えたん？』

あ、それから聞く？

この反応からして覚えてることの方がすくないんやな

tn「属性や得意魔法までは流石に知らんけど、使ってたで？」

『……そうなんだ(tn「代々何らかの属性を受け継ぐらしいで」誰情報？』

あ、しもた

tn「えーっと…書物で見たんや。フィニス家はそこそこ有名やったから」

『有名？(tn「凄腕の魔法使いで有名やったんや」へー。俺も魔法を使って依頼熟してたんかな』

tn「そこまではお前が企業秘密言うてたし知らんけど、そうなんちゃう？」

一度聞いたことあるんやけどな教えてもらえへんかったし

言いとうても言いようがない