第360話 ページ47
子機を持ったモンスターがそれを得体のしれない何かへと渡そうとし、振り返った瞬間にYorinaoは思わず数歩、近寄り叫んだ。
Yorinao「待って! それ、持って行かないで!」
得体のしれない何かはその子機を受け取ると、Yorinaoに告げる。
NIGHTMARE「お前が作った業だ。責任を持て、ニンゲン」
子機を受け取った何かは、子機の電源を点けたり消したりして頭の欠けたモンスターやその他のモンスターの様を見て、楽しんでいる様子。
NIGHTMARE「生々流天。終末…嫌、始まりの戦争でも始めるとするか」
一通り楽しんだのか、その子機を握り締め、涙のようなものを流すモンスターへと。
NIGHTMARE「ソイツを連れて来い」
と、一言。
KILLER「ボス、どうするんだ?」
NIGHTMARE「…一番、この
KILLER「へえ、なら、来い」
Yorinao「や、やだ…、それは…駄目だ…!!」
Yorinaoは、リュックから何かを取り出し腕に装着すると近付いてくる涙のようなものを流すモンスターにその矛先を向けた。
KILLER「おい、玩具がドンドン出てき────」
Yorinao「この玩具、ヒトが死んじゃうかもしれないから手が離せなかったんだ」
モンスターはYorinaoの玩具へ目を向け、咄嗟に観察を始める。
肘まで鉄で出来たアーマーのような物で覆い、掌に何かの一つの大きな穴が時折、青く発光する程度。
Yorinao「───────僕は、アイアンマン…トニー・スタークのようになりたいんだ…ッ!!」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時