第359話 ページ46
Yorinao「…君は…心が読める…モンスター…?」
NIGHTMARE「俺を目の前にして言葉が紡げるとはな」
そう言った途端、Yorinaoの目前のコンクリートの地面に骨が突き出てくる。
Yorinao「だ、駄目だよ!!! 今そんな事したら…大変な事になっちゃう!!!」
そう、骨を出してきたMurderへと叫ぶもこめかみ辺りを掻き、聞こえていない様子。
NIGHTMARE「そんな事をしたら、勿体無いだろう?」
Yorinao「勿体無い…?」
目の前のモンスターらしきものが何を言っているか理解ができない。
得体のしれないモンスター達と、それを従えてる何か。
ニンゲン1人が立ち向かう事など、到底できない事は火を見るよりも明らかである。
必死に後退り、立ち上がった瞬間に抱えていたリュックから先日、騒ぎを起こした空気洗浄機の子機が地面へと落ちた。
Yorinaoは処分に行こうとして住宅街を練り歩いていたのだ。
KILLER「なんだこれ」
子機を手に取った拍子にスイッチをオンにしてしまい、頭がかけたモンスターが途端に吐き始める。
吐いているようだが、吐くものがないのか嗚咽を繰り返すだけ。
涙のようなものを流すモンスターと眠たそうなモンスターはソウルに違和感を覚えつつ、子機へと目を向けた。
KILLER「ニンゲンのキカイだ。これが作用してるとは思えないぜ」
Murder「パピルス、大丈夫か?」
眠たそうなモンスターが虚空へと話しかける。
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時