所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━8

第３５８話 ページ45

NIGHTMARE「まだアンダースワップ(ここ)にいるのか」

DREAMとAの気配を悟りながら、KILLER・HORROR・Murderの3人を連れ、再び現れた先はUNDERSWAPのとある住宅街。

リュックを抱えて俯きながら歩いていたYorinaoは、突然、現れたNIGHTMARE達へと目を向ける。

Yorinao「え…」

YorinaoはNIGHTMARE達を目視した瞬間に立ち止まった。

NIGHTMARE「ほう…この出処はお前か。ニンゲン」

Yorinaoの前にNIGHTMAREが現れ、尻餅をつく。

Yorinao「…も、モンスター…？ でも…」

ハッキリと、何かが違うと確信できる。

NIGHTMARE「勘のいい餓鬼は嫌いだが、話が早い」

NIGHTMAREは不気味に笑う。

・・・

DREAM「A、ごめん！！」

DREAMの手でAがコルト・パイソンを持っている手を強く叩き、落とす。

HONEY「あんたら、来い！！」

HONEYがDREAMとAの肩に触れると、ショートカットでその場から消える。

移動した先は、HONEY達の家の中。

そこには既にSwap/CharaとBERRYがいた。

HONEY「サンズィに言われてここまで来たんだから礼は言えよ」

「ああ…ありがとな……」

DREAM「A、大丈夫？」

肩に手を置かれ、DREAMの方を見るA。

DREAMは途端に掻き消えた不思議な感情について、安堵と不安を感じながらAと目を合わせる。

「…ドリーム、‘女の子’に会った」

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