第356話 ページ43
鎮静したニンゲンの首を手に持っている銃で強く叩き、気絶させると弾倉を取り替える。
HONEY(出際よく…何かに変えた? まさか…さっきの…)
その替えた弾倉の銃弾で3人程、撃ち抜く。
防弾チョッキを着ていなかったものの、3人中1人が、痛みに耐えながら意識を保ちAを見つめる。
「ペイント弾。今、若者の間で有名だろ?」
テロリスト「ひ、ひぃ!!!」
「これが実弾だったら、お前、ぽっくり行ってたな」
塗料は、胸の中央から広がっており、腰を抜かしながら後退るのをコドモを人質にとっているニンゲンがAへと問い掛けた。
HUMAN「お、お前もニンゲンなら分かるだろぉ!!
「今、世論はどちらへ転ぶだろうな? ニンゲンを守る事に徹したモンスター、ニンゲン諸共モンスターを殺そうとしているニンゲン」
手をSwap/Alphysや駆けつけたBERRYの方へと向けるとAは続ける。
「俺から見れば、お前らの方が怪物だ」
1人、2人、撃ち抜いていくと今までコドモを人質にしていた1人がコドモを放り投げ、Aへとナイフ一本で特攻を仕掛けた。
HUMAN「実弾じゃないと分かりゃ…ッ!!!」
「なあ…いつから、俺が実弾が入ってない銃を持っていないと錯覚していたんだ?」
そう言い終わった瞬間、
目の前の光景が白黒に裏返るとAは振り返り、‘女の子’の方と顔を合わせる。
「また会ったな?」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時