所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━8 (ページ42)

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第３５５話ページ42

Swap/Alphys「分かっている！！！」

女性の警察に諌められたSwap/Alphysは再び、人質を取っているニンゲンの方へ向く。

HUMAN「俺達が求めてるもんなんてとっくに分かってんだろうがよ！！！インターネットじゃなくてもそこら中にある！！」

HUMAN「この場にいるポリとモンスター全員、地に伏せろ！！」

と、銃口を向けながら人質のモンスターを連れ歩き始めると、その場にいるモンスター達が膝をつき始めた。

HONEY(俺達には地上じゃなく地下がお似合いってかよ)

陰からその光景を見ていたHONEYは、目を逸らす為に目を閉じ、背を向けようとした時。

「────────止まれ」

荒々しい音とAの声がし目を見開き、声のする方へと目を向けたHONEY。

「止まれ…止まれと言ってるんだ」

Aがニンゲンの1人から銃を取り上げ、腕を後ろ手へと軽く捻じ曲げ、鎮静。

HUMAN「おい、お前！！簡単に捕まってんじゃねぇよ！！！」

HUMAN「わ、わりぃ…けどよ、コイツ…突然現れ…いッ！！」

「アイツ、アンタの上の者辺りか」

HUMAN「ソイツを離せ！！！」

「なら、その子に銃口を向けるのをやめてもらうぞ」

Swap/AlphysがAに同行しようと立ち上がろうとしたが。

「お願いだ、何もするな」

Swap/Alphysにそう小声で告げると、一歩、ニンゲンへと近付く。

Swap/Alphys「な、…分かった…」

「ありがとな」