所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━8

第３５１話 ページ38

今まで傍観していた3人目のニンゲンがHONEYへと銃口を向けた瞬間に、遠くから音がし手を撃たれたのか銃を手放した瞬間に左足･左腰･右肩の順につけたシューティングターゲットを叩かれた。

3人目のニンゲンが行動不能となった瞬間にDREAMとBERRYが、HONEYへと通信を始める。

DREAM『僕と』

BERRY『俺様の連携だぞ！ パップ！』

HONEY「これで全員？」

そう話しながら、壁へと打ち付けたニンゲンのシューティングターゲットをサクッと叩く。

HUMAN「…はははっ、いいや…お前、忘れたか？ これは5人対戦だ！」

と、高らかに叫んだ途端にドサッと何かがHONEYとニンゲンの間に落ちてくる。

「はい、これで終わりな」

HONEYがその何かへと目を向けると、気絶をしシューティングターゲットを全て撃ち抜かれたニンゲンが倒れていた。

HONEY「あんた、相当…」

「本当に怖いのはニンゲンかもな〜」

と、HONEYの隣へと立つとSwap/Charaを降ろしてニンゲンの元へと近付くと屈んで初めに入手したスマートフォンの画面を見せる。

「これは、店員もグルか？」

HUMAN「…嫌、アイツが元々バイトで、パスワード知ってただけだ…」

「そうか。違反報告しておくな」

着替える前にAが先に見せたスマートフォンを受け付けのニンゲンへと渡し、事情を説明していると途端に受け付けのニンゲンは机を殴った。

HUMAN「はぁ？！ アイツ、一発入れてやる！！！」

そう言うと裏手に回り、「受け付け頼んだ」と叫ぶと受け付けを出てエリアの方へと走っていく。

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