所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━8

第３４６話 ページ33

「俺もあれ好きだぞ。Undertale(原典)の世界でも流行ってたからな…ルールが違うかもしれないがな…」

BERRY「Aもやった事があるのか？！」

Swap/Chara「ここじゃ、ベリーを含めてスワップ(ここ)のアルフィかナプスタトンしかしてくれないんだ」

BERRYとSwap/Charaが顔を合わせて少し俯く。

その様子を見て、柵を乗り越えサバイバルゲームの店へと近付いた。

「…チーム戦は5対5か。ドリームとハニーがいるから、チーム戦ができるな」

Aはさり気なくHONEYを巻き込むと、一歩後ろでその様子を見ていたHONEYは肩を落とす。

HONEY「は…え〜、俺も〜？」

BERRY「パップ…やりたくないのか…？」

HONEY「…サンズィが言うならやる…」

待合室のベンチに銃を置くと、Aは受け付けへと目線を移す。

「印象最悪だな」

DREAM「そうだね…」

Swap/Chara「…優しい人が珍しいだけだよ」

Aの服の袖をギュッと握るSwap/Chara。

「あの服屋の店長も良い人だったな」

そう言い、常連であろうニンゲンと話す受け付けのニンゲンを見つめた。

‘HUMAN「…あ？ モンスターか。あんたも大変だなぁ…」’

そのニンゲンは、受け付けの準備も、Swap/CharaとAにはニンゲン相応の対応をするものの、服屋の店長や店員とは違い、厄介払いをしたいかのような接客。

「…相手も相手だ」

と、視線を移した先には5人のニンゲン。頬や置かれた物には反モンスターの言葉が書かれている。

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