第340話 ページ26
「ああ、これはやッばいな…ッ!!」
背にあるのは先のニンゲン達が逃げて行った大通り、Aは走り出すとMurderが放つ骨を全て‘寸前で’回避し、Murderの眼前へと到達した途端に胴体に飛び付き、Murderが自身の背後に作り出した骨の壁に背中を打った反動でガスターブラスターの光が止まる。
「背負い投げでも良かったかもな…」
Murder「相当、俺の骨を折りたいみたいだ」
「それは痛そうだな。俺は少し気を失って欲しかった位だ」
NIGHTMARE「あァ、そうだなァ…」
NIGHTMAREの声がし、Aが振り返った瞬間にNIGHTMAREの触手がAの横から振られ脇腹を捕らえると、壁に打ち付けられ悶える。
NIGHTMARE「気を失った方が楽になれたんだが」
DREAM「A!!」
DREAMがNIGHTMAREへと矢を放つも、地面へと消えて躱したと同時にAを壁へと打ち付けていた触手が消え、地に膝をつく。
「…ッ…まあ、そうだな。…だが、聞きたい事とやっちゃいけない事をしていたからな…」
Murder「ニンゲンで言うセイトウボウエイだ」
「過剰防衛だな。…嫌、場合によっては殺人未遂にもなるか? 良いか、ドリームと俺が来たからには警察はいらないってことな」
咳き込みながらAは立ち上がると、MurderがDREAMとAの横を通りNIGHTMAREがいる方へと行くのを目で追う。
「後、多分ヒビが入ったかもしれない」
と、DREAMへと笑いかけるA。
DREAM「Aは離れて」
「報連相をしただけな」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時