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第338話 ページ24

NIGHTMARE「…お前は、さぞ会いたいだろう? だが、(それ)は届かないぞ」

HUMAN「こんなトコでモンスターさんが何してるんだ?」

いつの間にか大通りへと出ていたMurderがニンゲン3人に絡まれている事に気付く。

HUMAN「コイツ、聞こえねえんだってよ!」

ゲラゲラと笑うニンゲン達三人を睨むように見上げるMurder。

左の瞳から紫色の煙のような火のようなものが漂い出した事に気付かないニンゲンは、隠し持っていたであろう銃や棒、そして────ナイフ。

ナイフが陽の光を浴びるとMurderの顔へその反射が横切った瞬間、地面のコンクリートを突き破り骨が突き出した。

ニンゲンは突然の事に腰を抜かして地面に尻餅をついているとその骨は列を成し、向かうその時。

大きな轟音が連続で鳴り響き、Murderの骨を何かが砕きコンクリートへと突き刺さる。

「…おっと…見知った顔だな?」

突き刺さったアイアンメイデンの上へと乗る際に態と音を立てて、意識をDREAMとスミの方(こちら)へと逸らす。

アイアンメイデンが突き刺さった反動で一人のニンゲンが銃を落とすと、そちらへと飛び降り、銃を拾う。

「…返せるかは分からないが、借りるな?」

HUMAN「はひっ…」

DREAM「この子達は少し気性が荒い…って言ったらいいかな…とにかく僕達に任せて、逃げて」

DREAMはアイアンメイデンから降りるとニンゲン達にそう言い、背を向けNIGHTMAREへと弓矢を向ける。

Aはニンゲンから借りた銃のリボルバーを取り出し銃弾の数を数えながら、振り返ると「おっ」と思わず声を上げた。

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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時

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