所詮は他者の想いのオモチャであるが、とりあえず自由に生きる。━8

第３３７話 ページ23

DREAM「僕も同じ気持ちだよ、A…ぼ、僕もパンを貰ってもいい…？」

UT/Toriel「あら、是非持っていって頂戴！ 今、袋を持ってくるわ。貴方達はお皿にあるものをパンに入れてて頂戴」

InK「Aにドリーム、レタスが美味しいよ！」

そう言いながら、ハムとレタスを挟んだロールパンを食べるInKの説得力に負け、ロールパンにレタスとソーセージを挟むA。

一方のDREAMは、レタスと卵を挟んでいた。

UT/Torielが袋を持ってきて、袋に詰め込むと椅子を立ち上がるAとDREAM。

InK「僕、こっちで何か起こったりしてないか調べるねー！」

椅子から立ち上がらずにロールパンを食べ続けるInKに手を振りながら、UT/Torielの家を出た。

「今日のインクは何かを食べてばかりだったな」

と、DREAMに笑いかけるとDREAMもAへと笑顔を返す。

・・・

UNDERSWAPのイビト山に足をつけた2人。

「ベリーとハニーを探そう」

DREAM「こっちでもUndertale(原典)で起こった事と同じ事が起こってるかもしれないって事を伝えない…と、…」

突然、DREAMの足が止まり、Aは立ち止まったDREAMの方へと振り向く。

DREAM「なんで、なんで…ナイトメア(兄弟)が、アンダースワップに…！？」

そして、同時にUNDERSWAPにいるNIGHTMAREがため息を吐いた。

NIGHTMARE「…ッ、はぁ…厄介なヤツが来たな…」

人気のない街の一角にて、Murderと行動をしていたNIGHTMAREは振り返り、その先にあるイビト山へと目をやっていると、ふと、笑い始める。

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