第335話 ページ21
「認可をされていないモンスターを襲うとなれば恐らく罰せられない。嫌々やってる、とは思わないか?」
Ꮶetchup「自身の考え過ぎたとは思わないのか?」
その一言にAは少し考え込むように上を見上げる。
「だったら、尚の事、倍返しをするだけだな」
Ꮶetchup「…まっ、一理ありだぜ? 賛成」
InK「ケチャップ珍しいねー!」
いつの間にかチーズバーガーを手に持ち頬張りながら歩いているInKをᏦetchupは横目に視線を送った。
「…いつの間に食べてるんだ…?」
InK「あっちで売ってたよ!」
と、Mと書かれた某バーガー店を指差す。
「今はトリエルのところへ急ごうな」
足早にUT/Torielの家へと行き、入ると椅子に座っていたUT/Torielが立ち上がり、こちらへと走ってくるとAとDREAMの肩に手を添えた。
UT/Toriel「良かったわ。貴方達にも何かあったら、私…」
と、俯く。
「ただいま……酷な話をするが、あのニンゲンの声とかに見覚えはないか?」
UT/Toriel「心当たり…? 残念だけど」
と、UT/Torielは首を横に振る。
UT/Toriel「お腹が空いてないかしら?」
InK「僕、空いたー!」
DREAM「さっき、ハンバーガー食べてたのに…?」
InK「ニホンではベツバラって言うんだ! ね、A!」
Aはそうだなと言うと、InKの頭を撫でているとUT/Torielは台所へと行く。
UT/Toriel「少し待ってて」
「あ、嫌でも…」
UT/Toriel「あれから5時間もあのヒトを追っていたんでしょう? なら、休んでいた分、動かさせて?」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時