第317話 ページ3
先の会話の
「もしかして、ここにもデモがあるのか」
そう、DREAMに問いかけた。
DREAM「Aも気になるの?」
A‘も’、その言葉に眉が密かに動く。
「気持ちを物理的に例えるなら、鍾乳石程にはな」
DREAM「しょーにゅーせき?」
DREAMが顔を傾け、Aに問い掛けた。
「言い回しが過ぎたな。塵も積もれば山となる、俺は恐らくいつかこの気持ちを山とするかもしれないな」
DREAM「A。今の君には、僕もインクも、皆がついてるからね!」
「…ああ、分かって…なあ、ここのデモ…少し違うな」
そう言うと、DREAMが何かを言いかけた所でAはDREAMの隣からいなくなっていた。
いつの間にか、デモの近くに来ていたAは肩で息をしていたのを整えながら周囲を見渡す。
HUMAN「モンスターを認定しろー!!!」
HUMAN「モンスターにもニンゲンと等しく権利を!!!」
UNDERSWAPでは真逆の事が横断幕や札を持ったニンゲン達。
「なるほどな」
UT/Frisk「見に行ってたの?」
突然、赤色のオープンカーがAの近くへと止まる。
「おおっ、悪いな。フリスクにパピルス」
オープンカーの中にはUT/Frisk、UT/Papyrus、DREAMが乗っていた。
「ケチャップは?」
UT/Frisk「ちかちみを知ってるから先に行ってるって」
「そうか…」
UT/Papyrus「さっ! Aも乗ってくれ!」
そう促され、Aは後部座席のDREAMの隣へと座る。
デモを横目にその場を車で去った。
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時