第327話 ページ13
「ここは、…なんの
いつの間にか背中に乗っていたInKをゆっくりと退け、立ち上がり周囲を見渡していた時。
REAPER「ニンゲンか…?」
突然、背後から声がし振り返る。
そこには黒いローブのフードを被った何かが居た。
「…また…マーダー似の…嫌…ケチャップからできた誰かさんだな…インク」
Aが立ち上がってすぐに目を覚ましたInKが飛び上がると、Aへと抱き着く。
InK「今回は一緒に飛べたね! だよね?!」
「ああ、…確かに…そうだな…」
抱き着かれたまま、目の前の何かと目を合わせた後に何かはInKの方へと目をやる。
REAPER「インク。コイツは誰だ?」
InK「A! ちょっと色々と事情はあるけど、言うならば僕とひとつ屋根の下で暮らしてる子だよ!」
「暮らさせてもらってる。Aって言うんだ…宜しくな」
と、Aは手を出した。
REAPER「…ああ…」
思わず、目の前の何かは差し出されたAの手を握る。
「ん? …握手、嫌いか? ケチャップは好きだったから、好きだとな…悪い」
InK「…A、凄いね」
目を
「…何がだ?」
REAPER「ニンゲンからしたら明らかに死神っぽい見た目の筈なのにお前さんと来たら警戒もなしか」
そう言われ、尚、Aは驚きでその何かと握手をしたままである。
「…インク。つまり、このサンズは死神なのか…?」
InK「そうだよ! そう話す前に触れちゃうから驚いちゃった!」
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年4月26日 16時